記憶にない記憶
台風が変化した温帯低気圧が近づいていまして、神戸は雨が降り出してきました。午後からは雨の予報でしたので、今朝は早めに動いて段取りよく買い物ができました。
これが今朝の写真です。今にも降りそうな空ですね。今夜から明日にかけて強い雨が降るようですが、大きな被害が出ないことを願っています。
今日は朝からヘリコプターの音が激しく聞こえていました。三つとなりの長田区で、悲惨な事件がありましたからね。大阪から取材に向かうヘリの音だと思います。ご両親の気持ちを思うと、気の毒で言葉になりません。
さて話しは変わりますが、いつも夢の中での記憶に驚きを感じています。明晰夢のときには、現実世界の記憶が意識を支配しています。だから違和感を持つことがあっても、全く知らない出来事を記憶として残していることはありません。
ところが不思議なことに、完全な夢を見ているときには全く違う記憶が存在しています。会ったことのない人を知っていたり、知らないはずのエピソードを記憶しています。それもつじつまが合う状態で記憶しているのですよね〜
今朝見た夢でも、起きてから大笑いしてしまいました。夢の中で全く知らない家に住んでいます。私が年配の男性をおぶっているスナップ写真がありました。妻と二人で「懐かしいねぇ」と言いながら見ています。もちろん現実世界では全く知らない人ですよ。
さらに妻の言葉に驚きました。「娘たちが小さいころ、この人に世話になったよね」
アハハ、夢の中では二人の娘がいるのですよ〜〜 それを疑うことのない事実として妻と会話しているのです。不思議ですよね。
その後、夢の中で電話がかかってきました。金沢の警察からです。私が当て逃げの容疑者として疑われているのです
ところが夢の中では、その事実に思い当たる記憶があるのです!どうしようバレた……と思っているのですよね。
この夢の世界にしかない記憶の正体は何なのでしょう? 私はパラレルワールドの記憶ではないかと思っています。現実世界の私から見れば夢の世界ですが、そのパラレルワールドの世界では事実なのでしょう。ということはパラレルワールドの「私」からこの現実世界を見れば、それは夢のなかの記憶にしか過ぎないかもしれません。
つまり私たちが確固たる現実だと信じている世界は、ただの夢なのかもしれません。もし夢だとしたら、この世界は私たちの意図しだいで変えることができます。それは数えきれないほど明晰夢を見てきた私にとって、疑うことのない事実です。
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