やっぱり泣いてしまった…
神戸で吹き荒れた昨日の六甲おろしは、今年の木枯らし一号だったとのこと。そのせいか、太陽の下を歩いていても肌寒く感じました。でもここのところ往復とも歩いて帰る習慣が復活しましたので、一日置きにプチ登山を経験できています。それほどの坂道なのですよね〜
午前中に家を出た時の写真です。写真といえば、今日からInstagramを始めてみました。こうしてブログで写真を使うことが多いですが、時々はTwitterで写真をアップしていました。でもどうせなら一度使ってみようと思い、思い切ってアプリをインストールしたのです。
たいした写真は撮れないと思いますが、時々は使っていこうと思います。動画もInstagramでアップできますし、そのうちYouTubeでの動画アップもトライしてみようと思っています。何でもトライしてみるのが一番ですものね!
さて先日BS放送で、ロビン・ウィリアムズの代表作である『ミセス・ダウト』が放送されていました。数え切れないほど観た映画ですが、今日久しぶりに録画を観ました。大笑いしながらも、本当にいい映画だなぁとしみじみ感じます。
観客を思い切り笑わせ、同時にこれだけ感動させる演技ができるのは、さすがロビン・ウィリアムズだと改めて思いました。もし彼が生きることを選択してくれていたら、この映画の続編を観ることができたのですね。そう思うと、本当に残念です……。
この映画の素晴らしい部分は、人間のアイデンティティーによる人生観の違いを見事に表現していることですね。ロビン演じる主人公のダニエルが、夫という立場で知ることのできなかった妻の一面を知ります。そしてその妻を通じて、それまで自分自身について自覚していなかったことに気づくのです。今までそれを阻害していたのは、「夫」というアイデンティティーだったことがよくわかります。
私たちは現実生活において、いろいろな立場を持っています。夫や妻、父や母、上司や部下、親戚や友人。実は自分では気付かないほど、そうした立場からみた固定観念にとらわれているのだと思います。自分の立場を優先して言葉を発したり感情を爆発させることで、他人の違った面が見えなくなっているのでしょう。
その立場だからこそ見える部分と、そうでない部分があります。でもそのどちらも、相手の大切な一部です。自分がある特定の立場にとらわれていると、そうしたことが理解できなくなってしまいます。シンプルですが、そうした人間の強さや弱さをストレートに見せてくれる映画だと思います。
演技だと思うのですが、ロビンの繊細な気性が見えて少し辛くなりました。もしかしたら、こうしたナイーブな部分が死を選択することになったのかなぁと、勝手に感じてしまいます。そして、彼の優しい笑顔……。
映画のストーリーに全く関係ないのに、涙が止まりませんでした。なんて暖かい笑顔なのでしょう。この笑顔がリアルタイムで二度と見られないと思うだけで、悲しみに心が震えてしまいました。映画を観る前に予想していましたが、やっぱり泣いてしまった……
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