めちゃハマってしまった作家
朝から静かな雨が降る神戸です。晴れ男の私ですが、さすがに今日の買い物は傘が必要でした。
午前中に家を出たときは、この写真のような天気でした。でも風がなくて静かな雨でしたので、とても歩きやすかったです。たまには傘に当たる雨の音を聞きながら歩くのもいいものです。帰りもバスに乗ることなく、坂道を気合を入れて登ってきました。
今日も夕方までの時間があっという間でした。朝食のあとは通常の掃除をして買い物。お昼ご飯を作って食べたあと午後は大掃除。それからコラボ企画の小説をキリのいいところまで書くと、夕方のブログを書く時間になりました。 一日が短すぎる〜〜！
やりたいことがあり過ぎて困っています。また忙しいときに限って、楽しいことを思いつくものです。最近はある作家にハマっていまして、その方の作品を重点的に読んでいます。月村了衛さんという小説家です。
TwitterとFacebookに次ぐ私の情報源であるスマホアプリの755で、話題になっていたのが月村さんの『土漠の花』という作品でした。今年の９月に出版されたばかりので本ですから、現在は書店の文芸コーナーで横積みされていると思います。
買って読めばいいのですが、私は図書館で予約待ちです。手元に本が増えるのを敬遠していますからね。その755によると涙無くしては読めない作品だそうで、あの秋元康さんも仕事を中断して一気に読んだしまったそうです。とにかく面白くて読み出すと止まらないとのこと……、
図書館に予約しましたが、人気作品なのでしばらく読めそうにありません。そこで月村さんの過去の作品を読むことにしました。ということで先日はデビュー作の『機龍警察』という本を読みました。
読み始めて30分もしないうちに、その面白さに圧倒。とにかく面白い！構成の素晴らしさ。豊富な語彙。息を飲むテンポ感を持つ文章。そして魅力的な登場人物たち。かなり長い作品でしたが、一気に読んでしまいました。そしてこの作品はシリーズ化されていまして、全部で４作品あります。ということで昨晩読了したのが、この作品です。
『機龍警察 自爆条項』という機龍シリーズの２作目です。460ページほどある大作ですが、読み始めたら止まりません。この作品も一気に読んでしまいました。
巻末に参考文献を書かれていますが、それ以上に勉強されていると思います。とにかく記述が細かい。それだけにリアリティーが増すのです。この作品で日本SF大賞を受賞されたのが理解できる作品です。見事なSFサスペンスの物語として展開されていきます。
当然ながら、吉川英治文学新人賞を受賞された続編も予約しました。そして現在は月村さんの時代小説を読んでいます。SFだけではなく時代小説も書かれているのです。それがまた面白くて、かっこいい。すっかり月村ワールドのとりこになってしまいました。
羽座間健児さんとのコラボ企画『マルチエンディングの小説トレイン』は連載開始しています。こちらからどうぞ。
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