「死」について真剣に向き合おう
昨日は山頂へ向かいましたのでダウンを着ていきました。でも三宮あたりに降りてくると暑い。今日もかなり気温が高めでした。ところが来週の火曜日になると最高気温が10度を下回るとのこと……
このままダウンを出しておこうと思っています。まだ明日くらいは薄手のジャケットで大丈夫かな?
そんな暖かい昨日の帰り道のことですが、見知らぬニャンコが駐車場の車の下でくつろいでいました。私と妻が声をかけると「ニャン!」とひと鳴きして私たちに向かって歩いてきます。そしてこんな状態になってしまいました〜!
もう無警戒の見本のような猫です。お腹を触りまくってもゴロゴロ言っていました。また会えるかなぁ。愛想がいいのは嬉しいけれど、君の人間に対する信頼を裏切りるような人もいるから気をつけてね。思わずそう言ってしまうほど、無防備なニャンコでした。
さて昨日は訃報を聞いて驚きました。元キャロルのジョニー大倉さんが亡くなったとのこと。同じ年代の海外のミュージシャンが現役でやっている時代ですから、心から残念だなぁと感じました。
私が中学生の頃に友人と組んでいたバンドは、ロックバンドのKISSのコピーバンドでした。でも全く違う中学校のメンバーが初めて顔を合わせて演奏したのが、そのキャロルの曲だったのです。特別にファンだったわけではないのですが、思い入れがあるだけに悲しかったです。
自分とさほど年齢の離れていない有名人が亡くなったニュースを見ることが多くなり、自分の「死」について強く意識するようになりました。今まで生きてきたよりも、残り時間のほうが少ないのは確かです。常に死を意識して生きようと思っていますが、もっと、もっと、真剣に向き合うべきではないかと自問しています。
体外離脱を何百回も経験していますと、「死」が終わりでないことは実感できます。「死」を避けようとする気持ちはありませんし、「死」は怖れるべきものではないと自覚しています。でもその思いがまだまだ確固たるものではないことを、二日前の夢で実感しました。
銃撃戦でした。小さな銃を手にしています。完全な夢なので、その世界に没入しています。もう突撃するしか活路がなく、一か八かの状態でした。数人の仲間たちと銃を手にして突撃したのです。怖かった……。目が覚めても身体が震えるほど怖かったです。
敵の銃弾が自分にあたり、私の人生が終わってしまうと思いながら走りました。まだやるべきことがあったのに。伝えるべき言葉があったのに。そう思いながら突進しました。目が覚めて感じたのは、あぁ自分はまだ「自我」の死を受け入れることができない……ということでした。
先日の「ガストンとの対話」でガストンが語っていた「大死」。これは禅の言葉なのですが、肉体は生きながらも自他という分離を超越して、文字通り「自我」の死を体得する境地です。う〜ん、まだまだ私には「死」に対する抵抗が存在しています。
私の人生は折り返し地点を過ぎて、いつゴールが見えるのかわからない道を走っている状態です。目の前の交差点を横切ったら、そこに突然ゴールが見えるかもしれません。果たして自分はそのゴールを受け入れることができるのか。言葉や文章で表明するだけでなく、真剣に「死」と向き合っていこうと決意しました。
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