上げ潮に乗るUSJ
昨日に引き続き朝から雨模様の神戸でしたが、夕方になってようやく雲が切れてきました。今月は12月ほど強い寒波はやってきていません。でもどんよりした空が多いので、太陽の光に飢えている私です。
さて、朝の情報番組を見ていますと、大阪のUSJで今日から新しいアトラクションがスタートしているそうです。5月までの期間限定で、映像の世界をリアルに体験できるアトラクションです。テレビで見ていると楽しそうで、さっそく行ってみたくなりました。
『バイオハザード』『進撃の巨人』『エヴァンゲリオン』『モンスター・ハンター』の4つです。アニメやゲームで人気のある作品ですから、日本のファンだけでなくアジアの観光客も押し寄せそうな気がします。アメリカやヨーロッパでも、日本のアニメコスプレのイベントがいくつも開催されていますものね。
あまり大きな声で言えませんが、私の身内がこのアトラクションに関係しています。濡れるアトラクションが多いUSJですから冬は遠慮したいですが、春になったら行ってみたいなぁと思っています。
昨年は開業以来の入場者数を記録したUSJですが、ネットでのニュースによるとライバルである東京ディズニーリゾートの売り上げを追い抜く勢いだとか。その好成績に貢献しているのは、間違いなく『ハリーポッター』のアトラクションです。私も昨年行きましたが、ハッキリ言ってディズニーランドを超えたと実感しました!
確かにミッキーを筆頭にしたディズニーのキャラクターは強力です。しかし若い世代が注目するコンテンツを次々にアトラクション化していくUSJの行動力は、そうしたディズニーの強力なキャラクターを凌駕していきそうな予感を感じます。顧客が何を望んているかを適切に見抜いていく経営陣の意識が、その好成績を支えているのでしょう。経済の仕組みの基本は、顧客のニーズを満たすことですね。その経済に関するとても面白い本を昨日読了しました。
『外資系金融の終わり—年収5000万円トレーダーの悩ましき日々』藤沢数希 著という本です。
著者は理論物理学の博士号を取得しながらも、外資系投資銀行でマーケットの定量分析やトレーディングなどに従事しておれらました。その金融世界での経験をもとに、現代の世界が抱えている経済的な問題を浮き彫りにされた著作です。
ちょうど昨日も、ヨーロッパのユーロに対して量的緩和がなされるかどうかがニュースになっていました。この本を読むだけで、そうしたユーロが抱えている問題の本質を知ることができます。出版されたのが2012年でしたから、サププライムローンやリーマンショックについても、今まで知っていた知識以上のことが理解できました。
藤沢さんは歯に衣着せぬと言いますか、いわゆる毒舌家でもあります。Twitterをフォローしていますが、かなりシビアな意見を堂々と主張されます。しかしその意見のバックボーンは豊富な知識と経験に裏打ちされたものですから、とても説得力があります。なるほどと感じることがとても多いです。
私はニュース等で報道されている経済的な内容について、客観的に理解できるようにと勉強をしています。経済関連の本を意識的にチョイスすることで、経済アナリストたちが議論している内容が理解できるようになってきました。やはりその根底にあるのは、人々が何を求めているのかを知る、ということです。
USJの成功は、その一言で説明できると思います。経済なんて難しいから、と避けるのではなく、積極的に知ることで新しい視点を持つことができます。ジャンルを限定せずあらゆることをインプットして、自分にしかできないアウトプットに変化させたいと思っています。
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