とめどない愛が溢れる物語
今日は13日の金曜日。と言っても最近は気にする人はないですよね。私は気にするどころか、今日は1日早いバレンタインDAYを過ごしてきました。2月は結婚記念日も重なりますので、大阪まで出かけて妻と食事を楽しんできました。美味しいお魚を食べたかったので、ちょっと気になったお店にトライしてみました。
ご飯は一人ずつ、このように釜焚きで出されます。すこしお焦げがあったりして、とても美味しいお米でした。
そして私がチョイスしたのが、このランチセットです。一夜干しのお魚が自慢のお店ですので、ホッケをメインにしました。予想してたより美味しかったので、満足のランチでした。ランチではこのように定食で提供されますが、夜にはテーブルに七輪が持ってこられて、お魚を自分で焼きながら食べられるそうです。
調べてみると、神戸の三宮に本店があるお店だったのです!アハハ、灯台下暗しですね。妻も気に入ったようですので、一度夕食を食べにいってみようと思います。
そして食後は梅田の阪急百貨店のデパ地下に行きました。そう、目的はチョコレートです。ある程度は予想していましたが、もの凄い人でした。14日は土曜日なので義理チョコは少ないのかもと思っていましたが、そうでもなさそうですね。
ジャア〜〜ン!ケーキは結婚記念日のお祝いで、チョコレートは妻から私とミューナにもらいました。ケーキは今日のオヤツで食べましたが、チョコレートは明日にいただくつもりです。今日や明日は、あちこちでこうした愛が飛び交うのでしょう。
さて、そのバレンタインDAYにふさわしい、愛に溢れた物語を紹介します。昨日1日で一気に読了しました。泣きました。感動で心が震えました。とめどない愛が溢れている物語です。
『風に立つライオン』さだまさし 著という本です。
この小説の主人公は医師です。主な舞台はケニアです。南スーダンの内戦によってケニアには多くの難民が流れ込んできます。そして大勢の負傷者が生死の境をさまようことになります。そんなケニアの戦傷外科病院で活躍した日本人医師の物語です。それに関連して日本での僻地医療の問題もクローズアップされています。
主人公である島田航一郎にはモデルがあるとのことです。この小説の構成として面白いのは、航一郎に関わる人たちの証言やメールによって物語が構成されていきます。周囲の人が語る航一郎によって、その人物が明らかにされていきます。
本来は同じタイトルの曲があって、それに基づいて小説にされたそうです。「安請け合いのミスター・ダイジョウブ」と言われた航一郎は、初めて行ったケニアの地で衝撃を受けます。11〜12歳の少年が兵隊として銃を持ち、負傷兵として病院に運ばれてきます。
最初は自分の力の限界を感じた航一郎ですが、やがてその悲惨な世界に奇跡を起こします。その奇跡によってンドゥングというケニアの少年が、航一郎の愛を受け継ぎます。さらに震災直後の東北にやってきたンドゥングが、その愛を次の世代に引き継いでいく物語です。
私が中途半端にストーリーを語るよりも、読んでいただくのが一番です。人間の命を何とも思わないアフリカの紛争。そこで最も悲惨な状況に追いやられているのは子供や老齢の人々です。しかし平和なはずの日本でも、その戦争地域と変わらないのが震災直後の東北でした。しかしそんな状況でも、生きることを諦めず、愛に溢れた行動をとる人がいます。そうしたいくつもの愛が記された物語です。
ぜひ、ハンカチを用意してから読んでください。それは悲しみの涙ではありません。心が震え、感動に揺さぶられた涙です。あぁ、この世界にはこんな愛があるんだと感じさせてもらえる小説でした。
実はもう映画がほぼ完成しているそうです。私が利用している「755」というスマホアプリで幻冬舎の社長である見城さんが書かれていましたが、ちょうど昨日に関係者だけの最初の試写が行われたそうです。見城さんは感動のあまり声をあげて泣いてしまったと言われていました。心がとっても温まる物語です。大勢の人に読んでもらえたらなぁと思いました。
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