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高羽そらさんインタビュー

チャンスを生かすものとは

明日は雨の予報ですので雲が多くなってきましたが、お昼過ぎまでは春のような陽気でした。買い物に出かけての帰り道は、久しぶりに汗をかきながらのプチ登山でした。我が家の最大の魅力は、外出して往復歩くだけで登山気分が味わえることですね!

梅の木はあちこちで満開に近づいていますし、木蓮はつぼみを大きく膨らませています。春を思うと、どこかに出かけたくなります。とりあえず毎年恒例の福井県までのお花見は決まっています。でも海外旅行もいいなぁ。

ついこの前まではグアムに行こうか言ってました。3時間半ほどのフライトで行けますものね。でも今朝のテレビ番組を見ていて、ロスアンゼルスもいいなぁと思っています。円安なのが残念ですが、旅行代金は驚くほど安い商品も出ています。まぁ、こういう妄想をしているのが一番楽しいのですけれどね!

さて、昨日読了した本の紹介です。

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『リング』百田尚樹 著という本です。

徹底的に百田ワールドを探索中です。今日も図書館で2冊の本を借りてきました。予約が殺到している本もありますので、全作品読破までは時間がかかりそうです。

さてこの作品はあの恐ろしい貞子が出てくる『リング』じゃないですよ〜〜!ボクシングについて書かれてものです。『ボックス!』というボクシング部の高校生を描いた青春小説を読んだばかりでしたから、あれ?と思ってしまいました。だって同じジャンルを書かない百田さんのはずだからです。

ところがこの本は小説ではなく、ノンフィクションです。小説だけでなくノンフィクションも書かれるなんて予想もしていませんでした。そういえば出版差し止め等の訴訟問題に発展している『純愛』という作品も、亡くなったやしきたかじんさんを書いたノンフィクションですものね。

この本はファイティング原田さんというプロボクサーを描いたノンフィクションです。私はボクシングにあまり関心がありませんでしたが、それでもファイティング原田さんの名前と顔をよく知っています。と言っても引退されてボクシングの解説等でテレビに出演されている姿ですけれどね。

原田さんの全盛期は1960年代ですから、私は小さな子供でしたので記憶にありません。でもこの本を読んで、高度経済成長の時代を象徴するスポーツ選手だったことを初めて知りました。ボクシング中継で資料率が50%を超えたのがいくつかあるそうですが、その全てが原田さんの試合だそうです。私の父親世代にはヒーローだったのかもしれませんね。

原田さん以外にもその時代を生きたボクサーの人生が紹介されていますが、この本を読んで感じたのはチャンスを生かすことの大切さです。それは圧倒的な努力以外にはあり得ないと実感しました。チャンスというのは突然訪れます。なんの前触れも無しに。

そのとき準備ができていなければ、そしてそのチャンスに見合った実力を発揮できなければ終わりです。それは他人から見れば考えらないような努力を積み重ねているからこそできることだと、強烈な事実と共に突き付けられました。

フライ級の世界チャンピオンになる前、原田さんはランキング10位で対戦相手の対象外でした。ところが矢尾板さんというボクサーが、タイトルマッチ直前で引退してしまいます。ジムの会長とのトラブルでした。慌てた主催者側は予定外の対戦者として原田さんを選んだのです。もし矢尾板さんの引退がなければ、原田さんがボクシング界に名前を残すことがなかったかもしれません。

でもそのチャンスをもらっても、負けてしまえば元も子もありません。24時間をボクシングに捧げた原田さんのトレーニングがあったからこその勝利だったのです。この本は単なる事実を書き連ねたノンフィクションではなく、今の私たちにとって人生のモチベーションを高めてもらえる内容です。

もうひとつ面白いエピソードがありました。同じく世界チャンピオンになった海老原さんという方です。協栄ジムという有名なジムがあります。その初代会長の金平さんはボクシングを引退してトンカツ屋さんを開きました。その開店の日、店のアルバイトの募集を見て一人の少年がやってきました。

金平さんはそのバネのありそうな身体を見て、縄跳びをさせたそうです。しなやかにロープを飛ぶ姿を見た金平さんは、即座にトンカツ屋をたたんで、ボクシングジムを作ったそうです。その少年が海老原さんで、のちに世界チャンピオンになるのです!

チャンスを生かしたのは、海老原さんの圧倒的な努力があったからだと思います。どれだけ才能を持っていたとしても、世界チャンピオンになるには想像できないほどの努力を重ねられたのでしょう。夢を追う人には、いつチャンスがやってくるかわかりません。でもやってきたときに慌てても遅いのです。常に全力を出し切る。そのことを教えてくれた作品でした。

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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