根気を支えるもの
初夏のような気温ですね。今日も往復2時間歩いたのですが、ヘロヘロになって坂道を登ってきました。真夏の期間だけ帰りはバスを利用しています。でも今年はこの調子だとバス利用が早まりそう。今日の午後に東京の方とメールのやり取りをしていたのですが、東京も相当暑いとのことでした。
春に美しい花を見せてくれた桜も、すっかり実を結んでいます。サクランボはもうすぐ旬かな? スイカもスーパーに出てきています。私も妻もフルーツ大好き人間ですから、季節のフルーツは欠かせません。今日はイチゴを買ってきました。
さて、昨日の夜のブログのコメント欄で、体外離脱の質問をいただいていました。そのお返事にも書かせていただいたのですが、何よりも大切なのは根気です。ちょっとトライしてみて、あぁダメだと思うようでは、体外離脱や明晰夢の体験は難しいでしょう。
もちろん適切な方向に努力を誘導する必要はあります。でも根気は必須です。
起業家、ミュージシャン、画家、俳優、科学者等々、ある一線を越えて抜きん出た人に共通するのは根気だと思います。失敗などは単なる経験や通過点だと切り替え、ひたすら自分のやるべきことを続けておられます。
私の大好きな日本のバンドで、スターダスト・レビューというグループがあります。そのバンドのリーダーでギタリストである根本要さんが、ある時言っておられました。ステージが終わってホテルに戻ってからも、ギターを練習されているそうです。
ステージで3時間以上もギターを弾き続けて、さらにホテルでも練習する。それは「もっと、もっとうまくなりたいから」と言われていました。私たちはステージでの華々しい一面しか見ていませんが、見えない場所で圧倒的な努力を続けておられることに感動しました。
もちろんそうした根気を支えているものは、人によって違うでしょう。好きであること、自分の使命、責任感、向上心、好奇心等、様々なことがエネルギー源になっていると思います。そしてそのエネルギーは、フリーエネルギーのように枯渇することがないのかもしれません。
そんな根気強さを感じさせる本を昨晩に読了しました。
『麒麟の翼』東野圭吾 著という本です。
加賀恭一郎という刑事が主人公になっている推理小説です。調べてみるとシリーズ化されているとのこと。ガリレオシリーズと同じですね。松宮という従兄弟の刑事もレギュラーのようです。そして映画化もされているそうです。あちゃ、またまた観たい映画が増えてしまいました。
見本のような読みやすい推理小説です。先日読んだ『パラドックス13』に比べたら、私にとっては先の展開が読める内容でした。途中で犯人もわかりましたしね。それでもとても読み応えのある面白い物語でした。
なぜならこの加賀恭一郎という人物に好感が持てるからです。このシリーズを読んだのは初めてですが、すっかりファンになってしまいました。とにかく根気強い。殺された被害者の財布やかばんを所持していた容疑者は、警察に追われる途中トラックにはねられて死んでしまいます。
警察の上層部は被疑者死亡で送検しようとしますが、加賀は諦めません。どうしても腑に落ちない部分にこだわり、徹底的に捜査しようとします。そして最後には真犯人を見つけ出し、亡くなった容疑者の疑いを晴らします。従兄弟の松宮とのやり取りも楽しくて、すぐに感情移入してしまいました。
とりあえず目に付いた作品から手当たり次第に借りていますので、いつ加賀刑事に出会えるかはわかりません。でも、全部で10作ほどあるようですから楽しみです。
それはそうと余談ですが、ある芸人さんがテレビで話しておられました。楽しみにして待っていた東野作品を、中古書店で購入されたそうです。喜びいさんで自宅に持って帰りページをめくると……。人物紹介のある部分に矢印があって、「犯人」と記されていたとのことでした〜〜〜
この本を読みながら、根気を支えるものとは何かを考えていました。先ほど書いたように、様々なエネルギー源があるでしょう。でも一言で語れるように思います。
根気を支えるもの。それは自分が取り組む対象に対する「愛」だと思います。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。