明晰夢の種類
春を飛び越して、すっかり初夏のような天気です。立夏はとっくに過ぎていますから、暦ではもう夏ですものね。
我が家の近所のマンションは、まるで天国のようなお花畑になっています。写真では伝わりにくいですが、圧倒されそうな美しさです。
今日も午前中に買い物に出かけましたが、それ以外はひたすら物語の推敲です。とりあえず上巻の二巡目が先ほど終了しました。予定していた通り、ほぼ2万字のダイエットに成功。400字詰めの原稿用紙にしたら、ほぼ50枚分ですね。三巡目が終了したら下巻の推敲に入る予定です。もしかしたら、明日の朝のブログもお休みするかもしれません。
ここのところ明晰夢の話題が続いていましたので、今日は明晰夢の種類について書いておきます。これはあくまでも私の独断と偏見ですよ。
「夢の中で夢だと気がつく」
これが明晰夢の定義ですね。ところが夢だと気づいている私たちの意識状態の違いで、明晰夢の世界も別の世界を見せてくれます。私の経験上ですと、大きく分けで3つに分類できます。
一つ目は「完全な明晰夢」です。
これは夢を見ている最中に、その世界が夢だと気づく場合です。自分の五感は全く現実の世界を意識していません。全ての感覚は夢の世界しか捉えていません。しかしその世界が夢だと、現実世界の私は知っていますから、自由に行動することができます。
この明晰夢の時に、空を飛んで宇宙に行ったり、世界を自由に作り替えたりすることができます。一般的に明晰夢として定義されている状態です。自分のガイドと会ったり、亡くなった人と会うのはこの明晰夢の時です。
二つ目は「半明晰夢」です。私の造語です。
これは一つ目と同じく、五感は夢の世界しか知覚していません。ところが自由にその世界を変えることができない明晰夢です。夢だと分かっているのですが、夢の世界の状況に従うしかない状態です。これはナイトスクールの教師であるアルさんに聞きましたが、何かを学ばせる時や、大切なメッセージを伝える時に利用するそうです。
『ゼロの物語』の元になるエピソードは、この明晰夢の状態で体験しています。だから体験の成り行きは予想できませんし、恐ろしいシーンでは本当に恐ろしいです。物語ではカットしましたが、ミサイル攻撃を受けて倒壊するビルのすぐ近くにいたこともあります。あの勇敢なブロック大佐も、マジでビビっていましたよ〜
三つ目は「動画風明晰夢」です。これも造語ですよ!
映画等の動画を見ているような感覚で体験する明晰夢です。見ている世界が夢だと分かっていますが、その世界に入り込んでいません。スクリーンの映像を見ているのと同じで、どこか遠い場所から眺めている印象です。だから五感はどちらかといえば、現実世界に属しています。ビジョンというほうがわかりやすいかもしれませんね。
明晰夢と言っても、細かく見ていくとこれだけ種類があります。そのいずれも夢だとわかっているのに、体験は全く違ってきます。明晰夢というものを「完全な明晰夢」だけでイメージしていると、夢だと気づいているのに見逃していることがあるかもしれません。固定観念を持たないほうがいいですね。
そしてこうした明晰夢の種類を見て思うことがあります。現実世界での意識の覚醒とタブラせて考えてみたくなります。
私たちが真我を思い出す時、「完璧な明晰夢」のような状態をイメージしていないでしょうか? ある日突然、現実世界がホログラムや幻想だと気がついて、悟り体験をする、と思い込んでいないでしょうか?
もしかしたら現実世界における意識の覚醒も、「半明晰夢」や「動画風明晰夢」と同じようなパターンがあるかもしれません。自分では現実世界をコントロールできなくても、それが幻想だと気づくかもしれません。
あるいは、動画のように流れている現実世界を見つめながら、それが何となく夢のようなものだと気づくかもしれません。
「目覚め」というものは、もしかするとその人の数だけパターンがあるのではないでしょうか? 他人の体験談を聞くのは勉強になりますが、それが唯一のことだと決して思い込まないことですね。意識の世界とは、それほどユニークで多様化したものだと思います。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。