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高羽そらさんインタビュー

大嫌いなCM

相変わらず、どんよりした空模様です。今日は時々雨も降っていたようです。自宅に引きこもっていると、肌寒いような、蒸し暑いような、何とも説明できない気候ですね。

 

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昨日の散歩中に見つけた花です。アップで撮影しているので全体像がわかりませんが、たくさんの花が咲き乱れていてかなりの迫力でした。

 

昨年書いた原稿の推敲を毎日続けていますが、今日から下巻の3巡目に入りました。上巻は2万字ほどダイエットしましたが、下巻も1万5千字ほどカットできました。これが終わったら再び上巻の推敲を開始します。今月中にはなんとか目処をつけたいと思っています。

 

さて、今日のブログのタイトルは、以前から気になっていたCMです。主にBSで放送されている、あるCMです。録画した番組を見ているときは飛ばすのですが、リアルタイムで見ているときはどうしようもありません。これを見ると脅迫されているような気持ちになります。

 

発展途上国の子どもたちを飢えから救って欲しい、という呼びかけです。一ヶ月3,000円程度でこれだけの栄養を供給することができます、と訴えてきます。そして衰弱した乳児の映像を流して、「この子には時間がありません」と締めくくります。自分が子どもを見殺しにした犯罪者になったようで、気分が落ち込みます。

 

言わんとしている趣旨は分かります。私は20代から30代の前半にかけて、フィリピンで就学できない子供を助ける里親制度に参加していたことがあります。毎月定額を送金するのですが、それが役に立っていたことは知っています。実際に担当している子供から、何度も手紙をもらいました。だから募金したら有効に使ってくれるだろうと、期待はできます。正直なところ、期待だけですが……。

 

例えば3,000円を出したとしましょう。でもその次からそのCMを見ても、何も思わないとは考えられません。まだ足りないかも、と感じるかもしれません。一時的な自己満足は得られるでしょう。でも心のどこかから声が聞こえます。

 

このCMを作って放送するのに、どれだけの金銭を使ったのだろう?

関わっている人の人件費はどうなっているのだろう? まさか全員が無報酬というわけではないでしょう?

そのCMに使ったお金で、どれだけの子供たちが救えるのだろうか?

 

このCMを見ていると、つくづく思うことがあります。「誰かのため」と声高に叫ぶことは、それを言っている組織や人の「自我」を押しつけているように思うのです。

 

本当に誰かのことを思うのなら、黙ってやればいいことです。これだけネットが普及した時代ですから、何かをしたいと思う人は自分から調べることができるはずです。そうした告知用のサイトを作っておけば十分だと思うのです。そして賛同した人が、誰にも宣言せずに、募金したりボランティア活動をすればいいと思います。

 

公の場で、誰かに何かをしたことをアピールする気持ちや、誰かに何かをさせることを善だと思わせるのは、それを受け取る人に対する想像力が欠如していると思います。ある意味「善意の恐怖」です。

 

これはあくまでもCMを指して言っていますが、私たち自身も注意するべきことだと思っています。無意識にブログやSNSを通じて、そうしたメッセージを発信している可能性があるからです。個人が簡単に情報を発信できる時代ですからね。

 

自分が正しい、素晴らしいと信じることが、他の人にとってもそうだと思い込まないことです。なぜなら自分のそうした信条だって、1年後には正反対のものに変わっている可能性があります。この世界は無常です。目に見えるものに絶対的なものなど存在しません。

 

「今」の自分にとって必要で大切なものは何か? その瞬間ごとに、そう問いかけていける自分でありたいと願っています。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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