わたしの入院体験
今日は昨日と全く同じような天気でしたね。朝から細かい雨が降って、午後にはどんよりとした曇り空。空気が冷たくて、じっとしていると肌寒く感じます。
午前中に買い物に行った時の写真です。紫陽花が雨つぶに濡れて綺麗ですね。行き道は傘が必要な雨でしたが、帰り道は傘をささずに戻ってこれました。気温が低いので、気持ちよく歩くことができました。
昨日は外出して仕事がいつもの半分しか消化できていないので、今日はその分を追い込んでいます。読書もかなり長編の小説を読んでいますので、楽しみながら時間をやり繰りしています。今日も目一杯時間を使ったなぁ、と思いながら布団に入る夜の瞬間が最高に幸せですね。
昨日のお見舞い中、ちょうどランチタイムと重なったので、甥っ子がお昼ご飯を食べるのを見ていました。ベッドに届けられた食事を見た瞬間、その匂いと雰囲気で、幼い頃の記憶がよみがえりました。それは小学校２年生の時です。１ヶ月近く入院したことがあります。
私は病院が嫌いです。会社勤めをしている時は仕方なく健康診断を受けていましたが、神戸に引っ越してから一度も健康診断をしていません。定期的に歯科に通っているだけです。風邪をひいても絶対病院に行きません。何が何でも自力で治そうとします。
20代の後半頃のことですが、原因不明の発熱が続きました。何週間も続いたのです。さすがに変だと思い、嫌々ながら病院に行きました。血液検査をすると診察してくだった医師の表情が強張っています。最近輸血をされましたか、と執拗に尋ねられました。
肝臓に関して異常な数値を示していたようで、肝炎だと断定されました。すぐに入院手続きをするように言われ、慌てふためいたのを覚えています。でも仕事の都合があるので、と翌日まで返事を待ってもらいました。そのまま病院から逃亡。それほど病院が嫌いなのですよね〜〜
しばらく発熱に苦しみましたが、そのうち治癒しました。どのようにして治ったのか全くわかりません。でもその後の血液検査で異常が出たことは一度もありません。20年以上も症状が出ていませんから、大丈夫でしょう。そんな私でも二度入院しました。
その一度は「わたしの不思議体験」で書いた、高校生時代のバイクの事故です。たった一晩の入院でしたけれどね。もうひとつが、先ほどの小学校２年生の入院です。
原因は水ぼうそうでした。学校を休んで家で療養していました。土曜日の夕方、いつも見ていた『巨人の星』という野球アニメを見ている途中で引きつけを起こし、意識不明になったのです。そのまま父親に病院に運ばれて入院しました。
なぜ１ヶ月も入院するほど重症化したのかわかりません。とりあえず定期的に背中に太い針を刺されて水を抜かれる激痛に怯える日々でした。でも辛いのはそれだけでしたので退屈します。同じ部屋で仲良くなった小学生の高学年と中学生の男の子と一緒に、毎日広い病院を探検していました。だから楽しみは食事でした。
３度の食事が何よりも楽しみでした。なぜだかわかりませんが、やたら空腹を感じていました。病室に食事が運ばれてくると、言葉にできないワクワク感に満たされるのです。昨日甥っ子の食事を見ていて、その時の感覚をリアルに思い出しました。入院体験の記憶が病院の食事なんて、何とも情けない小学生ですよね〜〜
人間の記憶って、そうした五感と結びついているように思います。今でも小学校の近くを歩いていて、給食の匂いがすると自分の子供時代の記憶がよみがえります。やっぱり食べ物かいな〜〜、というツッコミが入りそうですね。お見舞いに行って、ちょっと懐かしい気分を味わいました。
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