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高羽そらさんインタビュー

勇気はあるか?

連載小説を書いていた朝は、アップするのに少なくとも2時間かかります。だから今朝は時間のプレゼントをもらった気分で、午前中もしっかりと仕事をすることができました。午後からも録画していた先週の大河ドラマを見て、さらに仕事と読書に集中しています。ちょっと目が疲れますが、充実した1日です。

 

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写真は昨日の散歩中に見つけた、可愛い何かの実です。ベリー系の雰囲気で、美味しそうですね。活字ばかり見ていると、こうした写真には癒されます。あっという間に1日が終わりますが、残り時間も全力で過ごしたいと思います。

 

ブログのタイトルは、今読んでいる伊坂幸太郎さんの小説に何度も出てくるセリフです。書きたい内容のイメージ通りでしたので、ちゃっかりと借用しました。

 

「勇気はあるか?」

 

そう自問したのは、午後に大河ドラマの録画を見ていたときです。『花燃ゆ』は、いよいよ大きく歴史が動く場面が近づいてきました。来週は「池田屋事件」で、その次は「蛤御門の変」ですね。主人公の夫である久坂玄瑞の最期が迫ってきました。

 

ちなみに京都の老舗のお店のご主人が「この前の戦争の時……」という場合は、太平洋戦争ではなく「蛤御門の変」を指すと聞いたことがあります。それが冗談に思えないほど、京都は古くから戦争に明け暮れた街ですからね。

 

吉田稔麿が長州から京都に向かう時、妹に別れを告げているシーンに感動していました。自分に万が一のことがあったら、婿を取って吉田家を継いでほしい、と言います。上洛を禁じられている長州の人間が京に行くことは、命を失う危険があるからですね。新撰組もウロウロしていますから。

 

おそらく稔麿は「勇気はあるか?」と自問していたと思います。そして「ある」と即答していたでしょう。同じ時期、脱藩して京に向かった高杉晋作も同じことを考えていたと思います。

 

長い鎖国時代が続いてた江戸時代の武士は、ほとんどが官僚化するか、微禄にあえいで借金にまみれた日々を生きていました。戦など起こりませんから、武芸をたしなみとして身につけてはいても、本気で命のやり取りをした人物は少ないでしょう。

 

しかし幕末の志士たちは、常に自分の死と向き合わなければいけません。明日生きている保証などないわけです。今日が最後の日かもしれないという思いは、尋常ではないほど切実なものだったと思います。だから全身全霊で、「今、ここ」を生きていたでしょう。

 

命のやり取りをしているわけではありませんが、私も同じ思いで生きたいと考えています。でもドラマを見ていて、自分の考えの甘さを思い知らされました。

 

「勇気はあるか?」と問われたとき、即答する自信がありません。

 

今日が最後の日だと思って生きたい、と意図しています。でもどれだけ切実に感じているかと自問すると、まだまだですね。本気で今日が最後の日だとは思っていません。幕末の武士たちに比べたら甘いよなぁ〜、と恥ずかしい気持ちでドラマを見ていました。

 

夏至を前にして、ガツンと目を覚ましてもらえました。もっと真剣に「今日」という日を見つめていきたいです。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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