運命の呪縛から逸脱する方法
少し冷たい季節風が吹く神戸です。でも外を歩いてみると、思ったより寒くありません。薄手のジャケットを着て行きましたが、帰り道は暑かったくらいです。これでようやく平年並みの気温ですから、今年の秋は気温が高いのがよくわかります。でも過ごしやすい気候が続くので、可愛い友人たちの活動も活発です。
親友として時々紹介しているノブにゃんの相棒です。近づくと「ニャ〜」と愛らしい声で挨拶してくれます。そして……。
ノブにゃんが親代わりで面倒を見ている、ノブにゃんJrです。今日最初に会った時は、ノブにゃんの上にJr.がいたので、親亀の上に子亀がいる状態でした。本当の親子みたいにそっくりな柄ですからね。警戒心が強いので近づけませんが、超、超、超ラブリーです。
さて、あなたは運命を信じますか? 人間に自由意志はなく、生まれてから死ぬまでの運命が決まっているとしたら。あなたは受け入れますか? それとも抗いますか?
こうしたことをテーマにした映画を昨晩観ました。
『アジャストメント』(原題:The Adjustment Bureau)という2011年に公開されたアメリカ映画です。
大好きなマット・デイモンが主演していて、さらに私の最も一推し女優のエミリー・ブラントが共演しているのに、不覚にも見逃していた作品です。
あまり内容を知らすに観始めたのですが、これがなかなかの作品でした。設定がとても面白くて、私が小説にするようなテーマです。マットはデヴィッドという上院議員候補。エミリーはエリースというダンサー役で登場します。
二人は運命的な出会いをして、互いに一目惚れします。デヴィッドはエリースが気になりますが、連絡先を知りません。ところがある偶発的な出来事で再会します。
「運命調整局」という時空を自在に移動する組織があります。運命を管理している存在です。シナリオ通りに現実世界が進むよう、運命を逸脱する行為があると時間を止めて調整するのです。ところが不手際があって、再会するべきでなかった二人が再会してしまいます。
二人が結ばれることがなければ、デヴィッドは若い大統領になり世界を変革します。そしてエリースは世界的なダンサー、そして振付け師となり、世界中に芸術的な影響を与えることになります。ところが二人が結ばれてしまうと、平凡な未来しか存在しません。
ミスを帳消しにしようと「運命調整局」は二人を引き離そうとします。その事実を知ったデヴィッドが自分の操作された運命に立ち向かっていく、という映画です。恋愛映画であり、SF映画でもあります。私の大好きな設定ですね。
とても面白い映画でした。運命に立ち向かうにはどうすればいいか? 決められた運命の呪縛から逸脱する方法は?
この映画で示されている答えに興味のある方は、ぜひ映画をご覧になってください。自分の人生について、いろいろと考えるきっかけになるはずです。
私がこの物語の作者なら、もっと違った方向に展開を持ってきたと思います。二人が迎える結末は同じだとしても、その過程や考え方をもっと深く掘り下げていける可能性があると感じました。そういう意味では、あらゆる可能性を秘めた物語だと思います。
気になったので、早速図書館で原作を予約しました。著者はフィリップ・K・ディックという方で、1982年に亡くなられた有名なSF作家とのこと。かなり多くの作品を書かれているようですが、とりあえずこの映画の原作が含まれている短編集を予約しました。気に入ったら追っかけをしていこうと思っています。
さて、私が考える、運命の呪縛から逸脱する方法とは。
自分の好きなことを極めていくこと。直感を信じること。一途な思いを失わないこと。当たり前や常識を信じないこと。そう思います。
でも運命のシナリオを書いている存在は言うでしょう。「きみがそう思って行動することも、シナリオに書いてある」とね。つまり何が運命かなんて、考えるだけ無駄だということです。そうした思考全ても運命として操作されているかもしれませんからね〜〜!
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