春休み終了〜!
25日から仕事に集中するためにブログを春休みしていましたが、今日から復活です。
予定どおりに仕事を終えることができました。種蒔き仕事なのですぐに『実』になるわけではありません。もしかしたら発芽せずに終わるかもしれません。それでも種を蒔かなきゃ、絶対に収穫できませんからね。
さすがに今日はのんびりしています。昨日までは必死のパッチでしたから。それでも明日からは新しい種蒔きの準備に入ります。次から次に畑を耕さなければ、人生を楽しむことができません。種を蒔いて芽が出るのを待っている時間があるのなら、次の種蒔きをするべきです。そのほうが数倍楽しいと思います。
神戸は少し桜が遅れ気味でしたが、ようやくちらほら咲きから五部咲き程度になってきました。お花見前に一仕事片付けられて良かったです。今週末から来週末にかけてが見頃になりそう。時間と体力の許す限り、お花見に行きたいと思っています。
この春休み中も、読書は続けていました。そのなかで最も面白かった本を紹介します。
『マスカレード・イブ』東野圭吾 著という本です。
この作品は「マスカレード」シリーズと呼ばれている作品のひとつです。最初の作品は『マスカレード・ホテル』というもので、東野さんの作品では私のなかでトップ3に入る物語です。
その舞台は「ホテル・コルテシア東京」という架空のホテル。連続殺人事件を解決するため、警視庁捜査一課の若手刑事である新田浩介が、ホテルのフロントクラークとして潜入します。そしてその新田を本当のホテルマンらしく見えるよう教育するのが山岸尚美。そのホテルのフロントクラークです。
フロントクラークは客を信用するのが仕事。刑事は人を疑うのが仕事。この相反する心の動きがうまく入り乱れた、最高の推理小説です。新田と山岸のタッグが功を奏して事件が解決する、という物語でした。
この『マスカレード・イブ』では、出会う前の二人が登場します。警視庁の捜査一課に配属されたばかりの新田。フロントクラークになったばかりの山岸。将来二人が出会った時の布石を打つかのように、それぞれの職場で大活躍します。
そして最後に書き下ろされた作品では、この二人が間接的に関わります。難事件に挑んでいた新田は、部下の婦警にあることを調査をさせます。その結果、山岸が持ち前の洞察力によって事件の鍵を見つけ出します。それがきっかけになって事件が解決するのです。
直接二人が会うことはありませんが、ファンにとっては楽しい展開です。過去と未来が繋がったような気がします。この『マスカレード・イブ』を読むと、また『マスカレード・ホテル』が読みたくなってきました。
このシリーズが面白いのはホテルを舞台にしていることです。「マスカレード」という言葉が象徴するように、ホテルにやってくる客は「仮面」をかぶっています。人に言えない様々な事情があってホテルを利用する人が多いからですね。
その「仮面」を守ることがフロントクラークの責務だ、と山岸尚美は考えています。そのためにホテルは全力を尽くします。そうしたホテルの裏側を覗けるのが、このシリーズの面白いところですね。いつか続編が出たらいいなぁ、と思っています。
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