完璧でない、と知るのが完璧
天気が下り坂の予報ですから、今日は遠出を控えました。それでもせっかく買い物に外出するわけですから、ちょっと遠回りして桜を見てきました。
自宅マンションからしばらく坂を下ると、山麓線という道路があります。長距離にわたって桜並木が続く道路でして、この季節は世界が一変します。この写真のような風景が2㎞くらい続きます。今日は途中で道を逸れましたが、来週にはこの道の先にある桜の名所に行けたらと思っています。
そして帰り道も、桜を見ながら帰ってきました。最近通るようになった裏道で、去年までは知らなかった桜を発見。
移転して誰も通わなくなった保育園の桜です。園児がいなくなっても、こうして満開の美しい姿を見せてくれています。どことなく切なく感じつつ、ひたむきに生きる姿に感動しました。
この写真も、今年初めて出会った桜たちです。自宅の近所なのですが、こんなに綺麗な桜があるのを知りませんでした。普段は桜の木があるのを知らなくても、こうして花を咲かせるとその存在に気づきます。目の前で「綺麗だね」と言ってあげると、ちょっとは喜んでくれているのかな? きっと想いが通じていると信じています。
夕方になってきましたが、まだ雨は降っていません。でも湿度が高いので、何となく身体がダルいような気がします。私のような年齢になってくると、それなりに身体に不具合があったりします。別に病気というほどのものではなくても、調子の悪い日などがあるのですよね。
それは身体だけでなく、心でも同じです。何事に対してもポジティブに対応出来ることがあれば、どれだけ踏ん張ってもそうなれないこともあります。やることなすことうまくいかないような気がして、自分の未来に失望したりします。
個人差はあれ、そうした身体や心の不具合は誰にでもあるはずです。大切なのは、そうした不具合とうまく付き合うことではないでしょうか?
心身ともに健康であることが完璧だと考えていると、そうでない自分を追い込むだけです。理想の姿でない自分の現実を見て、「今」の自分を否定してしまうことになります。
でも完璧な人間なんていません。そうであったら、生まれてくる必要などないのですから。
医師の治療が必要な段階の不具合は別として、何となく調子が良くない自分を責めるのは酷です。人間の心や身体は、その人なりに不具合があるものだと受け入れることが大切です。自分にそうできれば、他人に対しても優しい気持ちを持つことができます。
人間は完璧ではない、と知ることこそが、人間としての完璧な在り方ではないでしょうか。悩みながらもがきなら、自分なりの生き方を見つけていけばいいのです。「今日」の自分に対してぼやきながらも、それなりに楽しく生きることはできるものです。それは「今」の自分を否定しなければ可能です。
見てくれる人がいなくても、桜は美しく咲いています。それは自分を知っているからできることです。自分の価値を他人に委ねていないからです。そんな桜を見習って、もっと今の自分をありのままに受け入れていければいいなぁ、と思っています。
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