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高羽そらさんインタビュー

今日のウィルバーくん 4.7

ウィルバーは最初医学を志していました。科学の世界が彼の心を捉えていたのです。ですから物理学等にも興味を抱いていて、量子論等の最新の物理学にも造詣が深いようです。

 

量子論は、観察する人間の意識が物理的な影響を与えることを認めています。素粒子レベルになると、それが「波」として現れたり、「粒子」として現れたりします。その現れ方が、観察する人間の意識に影響されます。

 

ウィルバーは従来の物理学も新しい物理学も、リアリティではない影を扱っている、と言います。プラトンの比喩で出てくるように、洞窟に映る影を分析するのが物理学であって、リアリティとはその影を作っている存在だ、と語っています。そして新旧の物理学には大きな違いがあると述べています。

 

〜以下抜粋。

 

新旧の物理学の間には大きな差異がある。どちらも影を扱っている。しかし旧い物理学は、影を扱っていることには気が付いていなかった。そのことを認識してはいなかったのである。あなたが、洞窟のなかにいて、そのことを知らなければ、勿論、あなたはそこから光の世界へ脱出しようとは思わない。影の世界が、世界の全部である。そしてほかの世界は認識されるどころか、そんなものがあると考えられもしない。これが、かつての物理学が哲学に与えた影響であった。

 

しかし新しい物理学によって、物理学自体の影のような、疑わしい活動自体が、ますます明白なものになっていった。新しい物理学者たちは、一丸となって、洞窟を超えた光の世界を見ようとしたのである。

 

その核心はこうである。この見方では、物理学は影の世界を扱う。もし影を超えようとすれば、物理学を超えなければならない。物理学(フィジックス)を超えるのは形而上学(メタ・フィジックス)であり、神秘主義である。したがって、多くの新しい先駆者的な物理学者は、神秘主義者となっていったのである。

 

〜以上抜粋。ケン・ウィルバー著『量子の公案』より。

 

ニュートンのような従来の物理学者は、洞窟に映る影が全てだと信じて研究してきました。ところが量子論等の新しい物理学者は、その影を影たらしめている存在に意識を向けます。もしかしたらここは洞窟であって、もっと違った世界が外に広がっているのではないか、と疑い始めるのです。

 

そうすると必然的に影の学問である物理学を超えた発想に至ります。アインシュタインが、宇宙の神秘について語り、それを研究しようとしたのは、洞窟の外の世界に気づいていたからかもしれません。

 

科学と宗教、あるいは哲学との適切な融合が、これからの人類にとって求められるものではないでしょうか。それぞれが独自の道をたどり暴走するのではなく、互いの利点を結びつけていく。そうすることで新しい未知の科学が飛躍的に発展するでしょう。私はそう思います。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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