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高羽そらさんインタビュー

実在しない人と会話を楽しむ

う〜ん、まさか本震が後から来るとは。今朝から九州の地震関連のニュースを見て驚いています。その本震の規模は阪神大震災と同じくらいだったそうで、今日になって大勢の方が亡くなっています。

 

そして九州は今夜から大雨の予報。地盤が緩んでいるから本当に心配です。救助に向かわれている警察や消防、そして自衛隊の方たちが二次災害に巻き込まれる可能性もあります。とにかく危険な場所から少しでも離れるべきですね。余震もまだまだ続きそうですから。

 

いろいろと思うことはありますが、とにかく私たちは日常の生活をしっかりと過ごすべきでしょう。テレビ番組やイベントが自粛で中止になったりしています。そうした自粛が必要なものかどうか、私は疑問に思います。できる限りの援助をしつつ、普通の生活を送ることが大切だと感じています。

 

そんな自粛気分をちょっと変えるには、美しいものを見るのが一番。

 

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昨日出会った八重の桜です。たくましく生きる植物を見ていると、自分らしくあることがどういうことなのか、教えてもらえるような気がします。「今」の彼らにできることは、自然の摂理に従って花を咲かせることです。それ以上でもそれ以下でもありません。悲惨な出来事が起きている今だからこそ、こうした姿から学ぶことがあるように感じます。

 

ニュースに驚き、心が痛みつつも、いつもと同じように朝から連載小説のブログをアップしました。ある程度のストーリーを思い浮かべて書き始めますが、思いもよらない方向に進むことがあります。それは実在しない登場人物との会話から生じます。

 

まだ体外離脱を経験したことがない頃、ヘミシンクというものをやったことがあります。結局私には合わなかったようで、満足いく経験ができませんでした。そのうち自力で体外離脱ができるようになると、その圧倒的にリアルな経験に魅了され、ヘミシンクから遠ざかることになりました。

 

でも決して無駄にはなっていません。その時の手法を使って、小説を書いているからです。それは「フリ」をすることです。

 

ヘミシンクをやり始めても、すぐにリアルな経験ができる人の方が少ないはずです。そんな時に最初に試みるのが、体験をしている「フリ」をすることです。ガイド等の姿をイメージして、会話を捏造するのです。そのうちそれが予想外の経験になる、という方法です。

 

そうした「フリ」を身につけていましたから、実在しない人と会話することが上手くなりました。小説を書いていると当然ながら、登場人物の姿や人間性をイメージしています。私にとっては実在の人物と変わりありません。

 

ですからストーリーに行き詰まったら、それらの人物にインタビューします。質問する場合もありますし、相手に一方的にしゃべらせる場合もあります。そしてそうした会話のなかで、私が全く予想しない事実やエピソードを引き出すのです。

 

例えば今朝アップした『エリクサー Vol.41』に、すでに亡くなっている人物の日記が登場します。その日記の内容をブログに書き出す前に、純也というその人物に質問しました。こうした内容を書こうと思っているけれど、漏れていることがない? という質問です。

 

すると純也が言いました。

 

「ホクロがあった。久留米咲の右耳の後ろに」

 

ちょっとびっくり。だけど、ああ、そうなんや、と思って書かせてもらいました。そしてきっと物語のエンディング近くで、その「ホクロ」が登場するでしょう。こんな雰囲気で登場人物と会話しているのです。

 

これだけ書くと、かなりヤバイやつですよね。でも本当にこうして会話しながら、本人から情報を引き出しています。こんなこと私だけかなぁ、と思っていたら、そうでもありませんでした。先日読んだ村上春樹さんのエッセイに、同じことが書かれていました。登場人物が話しかけてきて、そこから予想外の展開になることが多々あるそうです。

 

短編で書き始めた小説が、登場人物の女性のひと言で長編小説に変更せざるを得なくなった、と書かれていました。そんなことがあるんですね。

 

その村上春樹さんの言葉を借りると、そうした実在しない人物は自分の分身だそうです。つまり潜在意識と会話しているようなものです。決して変な霊が取り憑いているわけではありません。自分の内面との会話なのです。

 

こうした会話は意外に楽しいものです。もしそれが自分の内面だとすると、意識していない自分を知ることができます。それが悪役だったりすると、ちょっとワクワクします。凶悪な犯罪者でもいいですね。実際にそんなことをする度胸がないだけに、そんな自分の一面を登場人物を通して擬似体験できます。小説を書くということは、そういうことなのかもしれませんね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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