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高羽そらさんインタビュー

誰もが天使の生まれ変わり

昨日に引き続き、しとしと雨の降る神戸です。まるで梅雨のようです。

 

今日は自他共に認める晴れ男の私が生まれた日なのですが、そんなことはおかまいなしに雨が降っています。ところがこんな天気でも、私は雨を遠ざけてしまうようです。

 

誕生日のお祝いを兼ねて、大好きな中華料理店にランチを食べに行くことにしていました。朝の掃除を終えてからブログで連載小説をアップするあいだ、バルコニーの向こうの景色が雨に煙って見えないほどです。でも出かけようとする時間に雨はやみました。そしてランチをしてケーキを買って帰るまで、一度も傘をささずに歩くことができました〜〜! やっぱり晴れ男だわ。

 

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ということで今日の日替わりランチです。何度来ても飽きないお店です。お粥とご飯のどちらかをチョイスできるのですが、今日のお粥は絶品。ナイスチョイスでした。

 

そして帰りにこれまた大好きなお店でケーキを買ってきました。そしてオヤツに食べたのですが、あまりに美味しすぎて写真に撮るのを忘れていました〜〜!

 

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雨つぶに濡れながらも、カラーの花が美しく咲いていました。自分で言うのもなんですが、いい季節に生まれたものです。

 

こんな素敵な季節に母が私を産んでくれたのは二十歳のとき。7年しか一緒に暮らしていませんから消息はわかりせんが、もし生きていたら今年で74歳になります。母と暮らしたのは私の人生の54分の7です。そして年齢を重ねるたびに分母が増えますから、その割合は減っていくばかり。

 

でも心のなかに占める割合は、年々増しているのかもしれません。それは感謝の気持ちがそうさせているのでしょう。母がこの世界で暮らすきっかけを作ってくれたのですから。

 

こうして自分が生まれた日のことを考えていると、誰もが天使の生まれ変わりでは? と感じます。そしてその想いと合致する映画を観ました。

 

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『ベルリン・天使の詩』という1987年のフランス、西ドイツの合作映画です。ベルリンの壁が崩壊するのが1989年ですから、その少し前の作品ですね。

 

何度も観た映画ですが、久しぶりに観てみました。やっぱり素敵な映画です。

 

ストーリーはシンプルです。マリオンというサーカスで空中プランコに乗っていた女性を愛した天使が、リアルな現実世界を体験したくて人間になる、という物語です。天使の視点では常にモノクロで描かれ、人間の視点になるとカラーの映像になります。

 

この映画の天使は、実に天使らしくないのですよね。それは一般的に言われる、宗教的な天使という意味でのことです。人間の心の声を聞くことはできますが、具体的に助けてあげることはできない。そっと肩に触れて勇気や安らぎを与えることはできます。でも自殺しようとする人を止めることさえままなりません。

 

そしてモノクロの世界が象徴しているように、現実世界の物質を直接的に感じることができません。ブルーノ・ガンツ演じる主人公のダミエルという天使は、どうしてもその世界を感じたいと切望して、人間になるわけです。

 

だから天使というよりは、『霊』といった方が適切かもしれませんね。そしてユニークなのが、刑事コロンボで有名なピーター・フォークが、本人として出演していることです。映画のロケでドイツを訪れている設定ですが、彼は天使の存在を感じることができます。ダミエルに対して、人間になるよう勧めるのもピーターです。なぜなら、彼も元天使だから。

 

「元天使だった人間は、たくさんいるよ」というピーター・フォークのセリフが印象的でした。誰もが天使の生まれ変わりなのです。それを自覚しているかそうでないかの違いだけ。この映画を観ると、いつもそんなことを感じます。

 

若い頃はいわゆる「詩の朗読」的なセリフが苦手に感じたことがあります。でも今の年齢になって観ると、こうでなければ、と感じるようになりました。同じ映画でも、それを観る自分の状況によって感想が違うものですね。

 

勇気をふりおこして人間になろうとするダミエルが、自分という存在の秘密を知るため、それまでの概念を越えようと悩む姿が印象的です。彼のその葛藤が、ベルリンの壁に象徴されているように感じました。

 

撮影当時には消えることがないと思われていた壁が、2年後に崩壊します。誰も想像することさえなかったでしょう。そう思ってこの映画を観ていると、自分の壁に正面から向き合うことの大切さを教えてくれているように思います。壁から逃げることがなければ、必ずその向こうの世界を見ることができるのでしょう。誕生日にあたって、いい映画を観ることができました。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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