13日の金曜日で仏滅。鬼が出た！

投稿日：2016.05.13｜カテゴリー：作品関連

今日は外を歩いていると、マジで暑さを感じました。日陰を歩いていると快適ですが、日の当たる場所に出ただけで汗ばむほどです。

散歩中に公園で見つけた花を見ていると、夏がやってきたような眩しさでした。

さて今日は13日の金曜日。そして仏滅でもあります。地獄の扉が開きそうなそんな日、ついにこの世界に鬼が登場しました！

朝からお知らせしていますように、私の最新刊が本日より発売開始となりました。今日は販売初日ですので、徹底的に宣伝させていただきます。

ところでなぜ鬼が出たのか？　実はこの物語の中心となる人物はアグリという名の鬼だからです。つまりアグリのデビューの日ということで〜〜す！

朝のブログでも書きましたが、23世紀と14世紀の物語が同時進行していきます。人間には寿命がありますから、当然ながらふたつの時代に存在することはできません。

ところがこの物語に登場する鬼は、永遠の命を持つという設定です。ですから14世紀だけでなく、23世紀にもアグリが登場します。もちろん他の鬼たちもふたつの時代で物語を紡いでいく存在となります。

今日が13日の金曜日で仏滅だと知って、これほどラッキーなことはないと思いました。鬼がデビューするのにもってこいです。意図したわけではありませんが、とても偶然とは思えない驚きでした。最高のスタートだと喜んでいます。

そしてこの鬼のなかに、このブログでおなじみの存在が登場します。『ガストンとの対話』というカテゴリーで昨年に200ほどの記事を書きました。そのガストンの本当の姿をこの物語で見ていただくことができます。物語のキーマンとなる重要な人物ですが、上巻では名前が出てくる程度です。でも下巻では欠かせない存在となりますので、あのガストンの活躍を見たい方は期待してください。

この物語のテーマをひと言で表すと、『ウォークイン』という言葉になります。

ウォークインとは肉体を持っている人間に、別の意識が宿る現象です。この物語ではそのウォークインについて扱うことになります。そして人間の宿命である限りある命について、その意味を登場人物たちが求めていくことになります。

なぜこのウォークインをテーマにしたのか？　過去のブログでも書いたことがありますし、この上巻のあとがきにも少し触れています。19年前の夏に、奈良県の天河神社で不思議な体験をしました。あるメッセージを受け取ったのです。

＜14世紀の南北朝の時代に、ここで集団ウォークインが起きた。そのことについて物語を書くのなら、全面的に協力する＞

というメッセージでした。この言葉を受け取ったのは天河神社の裏手にある、南朝の御所が一時的に置かれた場所でした。メッセージが意味するところを直感するまで、長い年月を重ねてしまいました。この時代の書籍をいくつも読みましたが、どうしても集団でウォークインした理由を感じることができませんでした。

しかし『ゼロの物語』を書き終わったころ、ようやく鍵となる『物』が見つかりました。それが天皇家に伝わる三種の神器です。そのなかでも、唯一本物が天皇の手元に置かれているという勾玉に着目しました。この物語はその『八尺瓊勾玉』（やさかにのまがたま）をめぐる、SF冒険ファンタジーです。それに時代小説が混ざり合ったような物語になりました。

ぜひ読んでいただけたらと思います。値段も『ゼロの物語』と同じ99円という設定にしました。自販機のジュースより安い値段です。なぜこの値段にしたのか？　それは大勢の方に読んでもらいたいからです。でも理由はそれだけではありません。

私が勝手につけた名称ですが、『宣伝委託付き価格』と名付けています。通常より安い価格で手にはいる代わりに、読んだうえで面白いと思っていただけた方に宣伝をお願いしたいからです。その宣伝料の分だけ安くしている、と思っていただけたら幸いです。ですから気に入っていただけた方は、宣伝をしていただくよう心からお願いします。

Twitter、Facebook、mixi等のSNSやブログ、さらに家族や友人、職場の方たちにもこの物語を宣伝していただけたらと思います。ぜひ、ぜひ、読んでください。そして、できる限りの範囲で宣伝をお願いしたいと思います。そうしてその輪を広げていければと思っています。どうぞよろしくお願いします。

最新刊の『永遠なる玉響　上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。