時間の本質を表す言葉
暑い、という言葉が今日もふさわしい気がします。暦の上では立花が過ぎたので夏ですが、実際の気候も夏に近づいているようです。
昨日撮影した写真ですが、公園の花壇に植えられているバラです。各地のバラ園はちょうど見頃でしょう。サボテンの花も、この時期に咲くのですね。
この花、どちらもサボテンです。昨日歩いていて見かけたのですが、あまりの美しさにしばし呆然としていました。
今日はずっと家にいますが、ハードな１日でした。朝の掃除を済ませて、連載小説をブログでアップ。ランチをしてから、すぐに大掃除。今日はミューナのトイレとバルコニーを済ませました。終了直後にAmazonでの注文が届いたので、せっせと仕分け処理。フェイスブックページで記事をひとつアップして、それから先ほどまで短編小説を書いていました。今夜も早く寝てしまいそうです。
さてそのフェイスブックページでは、昨日発売した『永遠なる玉響（たまゆら）』の舞台を、写真で紹介しています。物語を書くにあたって、３年ほど前から奈良、伊勢、京都へ取材に行って写真を撮っています。物語の雰囲気を感じていただくために、そうした写真とエピソードを紹介しています。
興味を持たれるようでしたら、ぜひこちらから記事をみてください。不定期ですが、まずは上巻の分から紹介していきたいと思っています。そしてまだフェイスブックページの「いいね！」ボタンを押されていない方は、ついでに押しておいてくださいね。そうすれば更新した記事がタイムラインに流れますので。
さて、この新しい物語ですが、ちょっと変わったタイトルですよね。フリガナをつけないと読みづらい漢字を使用しています。でも考えに考えたすえ、このタイトルを採用しました。それは時間の本質を表す言葉だからです。
玉響（たまゆら）という言葉の意味は、以下のように書かれています。
『勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」（瞬間）、あるいは「かすか」を意味する古語』
そしてタイトルは『永遠なる玉響』となっています。
それを少しわかりやすく書くと、「永遠である一瞬」という意味になります。矛盾しているように見えますが、これは時間の本質を表していると思いませんか？
時間には物理的時間と心理的時間があります。24時間というのは誰にとっても同じ物理的時間です。ところがその24時間が、人によっては違って感じられます。長いと思う人がいれば、短いと感じる人もいます。時間というのは実は概念であり、私たちの心理的な影響を強く受けています。
ですから永遠と一瞬は、本来同じものではないか？ その問いかけが物語全体に流れています。ウォークインを使用していますので、タイムマシンを使った旅ではありません。意識だけが過去に旅立つ物語です。それでもタイムトラベルであることに変わりありません。
物語を通じて時間の旅を疑似体験していただきながら、永遠と一瞬は同じである、という時間の本質を感じていただけたら嬉しいです。
そしてこの物語は三種の神器である「勾玉」をめぐって展開します。だからこそ「玉響」という言葉を使いたいと思いました。そんなタイトルに対する私の想い感じていただきながら、物語を読んでいただけたら嬉しいです。今日も宣伝になってしまいましたね〜〜！
最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。
『ゼロの物語』３部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
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