登場人物に出版の報告
今朝は起床と同時にお弁当を用意しました。そしていつもどおり朝の掃除を済ませてブログをアップしてから、作りたてのお弁当を持って外出。
今日は神戸の三宮で神戸まつりが行われます。そして京都では葵祭です。私と妻が向かったのは京都で〜〜す!
といっても葵祭の見物に行ったのではありません。向かったのはこちらです。
京都の嵐山です。観光客は葵祭に向かうだろうと予想して、嵐山は人手が少ないと思っていました。ところが大勢の人たちでごった返しています。もちろん日曜日ということもあります。そしてインバウンドと呼ばれる外国人観光客の方も目立ちます。人が多かったのは、嵐山で三船祭りが行われていたからです。ちょっと想定外でした。
それだけではなく、歩いているとあちらこちらで神輿が出ています。5月の第3日曜に祭りを開催する神社が多いようです。汗をかきかき人波をかき分けて嵐山観光の中心地を抜け、ようやく人通りの少ない目的地まできました。
それは京都嵯峨野の小倉山のふもとにある、後亀山天皇陵です。南北朝時代において、南朝の最後の天皇だった人物です。日曜日とはいえ、訪れる人もなくひっそりとしていました。涼しい風が吹いて、鳥の声が心地よい素敵な場所でした。
実は後亀山天皇は『永遠なる玉響(たまゆら)』の登場人物です。<過去篇>の主人公は小倉宮聖承という人物です。一般的には後亀山天皇の孫となっています。ところが奈良の吉野に伝わる話では、息子だという説もあります。そのあたりの不思議な関係は物語に利用させてもらっています。
しかし主人公である小倉宮のお墓は正式に確認されていません。それで父、あるいは祖父かもしれない後亀山天皇の墓前で、天皇と小倉宮に気持ちを向けていつも挨拶させていただいています。後亀山天皇は上巻でも頻繁に登場します。そして下巻では勾玉の行方を握るキーマンとなります。
ですから物語を書き始める前、完成してから挨拶に伺っています。そして今日は、出版の報告とお礼をするために京都まで向かいました。この御陵の西に小倉山があります。聖承はその近くに住んでいたので、小倉宮と呼ばれていました。
途中でお供えのお菓子を買って、心を込めて挨拶をしてきました。そして自分勝手な感覚ですが、歓迎してくださったように感じます。とても心地よく過ごせましたので、はっきりとそう思いました。物語を書き始めた頃、小倉宮には明晰夢でお会いしましたので、きっと気持ちが伝わっていると信じています。
せっかくですので、そのあと大好きな嵯峨野を散歩することにしました。妻にとっては子供の頃から過ごした場所ですので、懐かしい景色ばかりです。後亀山天皇陵から大覚寺に向かいます。そしてそこから北の山沿いに散歩できるルートがあります。
途中には嵯峨天皇陵があります。
この写真は嵯峨天皇陵の入り口です。登山のような道ですので、今日はパスしました。だって京都は神戸に比べたら暑い。本当に今日は暑かったです。ペットボトルのお茶や水が何本も必要なくらいでした。
そしてここから東に進路を変えて後宇多天皇陵から、広沢池までの道が最高の散歩コースなのです。田園風景が広がり、全身に清らかな『気』を感じます。風致地区ですから住宅も最低限しか建っていません。時代劇の撮影によく使われている場所ですので、その雰囲気を想像していただけると思います。
こんな風景が広がっているのですよ〜! 本当に気持ち良く歩けます。
この写真の奥に見えている山は嵐山です。どうです? 時代劇に使えそうでしょう? この近くにある大覚寺も時代劇の撮影がよく行われています。
そして散歩コースのゴールである、広沢池です。日曜日なので、家族づれがたくさんおられました。
しかしよく歩きました。このあと京都市内へ移動して錦市場を散策したりして神戸まで戻ってきたので、全部で2万歩を超えていました。でも神戸に戻ると涼しさを実感します。出版の挨拶も無事できたので、とても楽しい日帰りの旅でした。
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