街は生き物だわ!
昨晩から空気が澄んでいて、気持ちのいい風が吹いています。日没後には地球へ接近している火星がクリアに見えました。
朝になっても爽やかな風が続いているので、今日の散歩は遠出することにしました。神戸市内から西宮市まで続く山手幹線という道があります。歩道が広く、街路樹の緑におおわれた素敵な道です。東の大阪方面に向かってズンズン歩きました。
普段歩かない道なので、楽しくて時間を忘れて歩いてしまいました。道路沿いの豪邸を眺めているだけで、いい目の保養になります。到着したのは阪急電車、そしてJRで二つ先の駅です。神戸市東灘区の岡本という場所で、近くに甲南大学という私大があります。
岡本の交差点までやってくると、歩道の一角にバラ園が作られていました。さすが神戸!
盛りを過ぎていましたので、最後の花が咲いている状態でした。歩道の途中にこんなバラ園を作るなんて凄い。5月の中旬くらいに来ていたら、多くのバラたちが迎えてくれたことと思います。
この図にあるように、いろいろな種類のバラが植えられています。ボランティアの方が管理されているとのことで、本当に素敵な場所でした。
この岡本という地域は街全体がおしゃれです。阪急岡本駅を降りると、外国に来たような雰囲気を感じます。その岡本駅から少し南に行くと、JR摂津本山駅があります。この駅のすぐ前にスターバックスがありまして、『ゼロの物語』を執筆しているときは何度も訪れていました。
ところがその駅が微妙にしょぼい。切符売り場から改札を抜けて地下にもぐると、上下線のホームがポツンとあるだけの駅でした。でも久しぶりだったので、駅の近くまで行ってみました。するとマジでビックリ〜〜!
写真のとおりの立派な駅に生まれ変わっていました。エスカレーターやエレベーターが完備されていて、二階のきっぷ売り場の前にはドラッグストアやベーカリーが営業していました。駅前広場は新たに整備されたのか、以前の面影がありません。街は生き物だわ! と心から感動しました。
少し調べてみると、私が『ゼロの物語』を出版した2013年頃から改装されて、2014年にはエスカレーター等が完成し店舗もオープンしていたようです。そして昨年の2015年春に、駅前広場が完成したようです。つまりそれほど長い間、摂津本山駅まで来ていなかったということですね。JRに乗ってこの駅を通過することは何度もありましたが、普通電車しか停車しない駅なのでまったく気がつきませんでした。
ちょっと残念だったのは、駅周辺にランチできるお店がなかったことです。いくつかお店を覗きましたが、中途半端な印象を持ちました。地元びいきをするわけではありませんが、六甲道駅周辺のほうがお店が充実しているようです。
せっかくなので、列車の旅を楽しんできました。ちょうど西明石行きの列車が来たので、そのまま乗車。神戸の須磨あたりから明石までのJRは海岸沿いを走ります。天気が良かったので、美しい海を見ながら終点の西明石まで行ってきました。
こんな海を見ながら、西明石から六甲まで戻ってきました。天気がいいと、活動的になりますね。
それにしても摂津本山駅の変貌ぶりには驚きました。街は生き物ですから、変化するものです。私の出身の京都でも、久しぶりに行くと街の様子が変わっていて驚くことがあります。例えば四条烏丸から四条河原町まで、歩道が拡張されました。とても歩きやすくて、おしゃれな雰囲気になっています。
でも古都ですから、あえて古いまま残しているものもあるはずです。何を残して、何を変えていくのか。それを見極めないと、未来へ負の遺産を残してしまうことになりかねません。それは人間の人生でも同じですね。変化に向き合いながら、自分が変えずに残していくべきものを見極める必要があります。街が生き物なのは、そこに生きている人たちの生き様が映し出されているからでしょう。
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