当たり前だった物が消える
ついに梅雨入りしました。西日本の大部分で、梅雨入り宣言が出ましたね。でも午前中は時おり日が射していましたし、今も曇っていますが雨は降っていません。梅雨入りを発表する基準があるのかもしれませんが、せめて雨が降ってからにしたらいいのに。公表できない別の理由があるのかと勘ぐってしまいます。
散歩中に見つけた花は真夏の雰囲気ですね。この花を見ていると、梅雨なんて吹っ飛ばせ! と言っているように見えてきます。
去年の今頃は、買い物帰りはバスを利用していました。暑くなると坂道を登るのが大変ですから。でも今年はまだ歩いています。蒸し暑いなぁ、と愚痴りながら、今日もせっせと歩きました。筋肉がついても、落ちるのはすぐです。できる限り鍛えておかないと、夏のあいだに坂道を登る筋肉が消えてしまうかもしれません。歩ける限りは、せいぜい自分の足を使おうと思っています。
知らないあいだに消えていくのは筋肉だけではないようです。先日YouTubeである対談を見ていて、その会話に驚きました!
最近の10代は、CDプレーヤーなるものを知らない子供が多数を占めてきているそうです。つまり音楽をCDで聴かないということですね。音楽はダウンロードやストリーミングで聴くものであることが、定着しつつあるのでしょう。そりゃCDが売れないはずです。
かくいう50代の私も、昨年の秋からCDを一度も聴いていません。3年前にMacBook Airにパソコンを変えたとき、所有していたすべてのCDをパソコンに読み込ませました。現在手元にあるのは数枚のCDだけで、たまたま中古品で手に入れたものがほとんどです。
その音源をMacBook Airで聞いたり、iPhoneに転送して聴いていました。ところが今は、それさえしていません。昨年の秋からApple Musicを利用しているので、音楽は100%と言ってもいいほどストリーミングで聴いています。なぜなら、私が所有していたほとんどのアルバムを、ストリーミングで聴くことができるからです。
さらにストリーミングなら、自分が所有していないアルバムや、今年になってリリースされた新しいアルバムでも定額で聴くことができます。Wi-Fi環境さえ確保すれば、MacBook AirかiPhoneを使って、新旧ほとんどの洋楽を聴くことができるのです。きっと今年の秋の大掃除では、我が家からCDが完全に消えることになるでしょう。時代の変化は、年を追うごとに速度を増しているように思います。
私が10代のころはLPレコードでした。ところが20代になって、お気に入りのバンドのアルバムがCDしかリリースされていないことに愕然としました。やむをえずにCDラジカセを購入しました。そしてステレオもCDプレーヤーが必須になりました。でも今はそのどちらもありません。
もしCDの音楽を聴こうと思えば、テレビに接続しているDVDレコーダーで聴くか、MacBook Airに外付けのDVDドライブを接続するしかありません。そんな面倒なことやっていられません。だってiPhoneで検索すれば、たいていのアルバムを聴くことが可能なのですから。
今のところパソコンからiPhoneに転送して聴いているアルバムは、マニアックすぎてストリーミング配信されていないものだけです。トータルして10枚分くらいだと思いますが、それはそれで私の貴重な宝物です。それだってデータですから、CDのような物理ディスクとしては存在していません。
今の幼児たちが10代になって音楽を聴くころになると、「CDってなに?」というのが普通になっているかも。自分が当たり前だと思っているものが、これからはどんどん消えていくはずです。石川県の珠洲市では、間もなく自動運転車の実用実験が開始されます。
「昔の自動車は、人間が運転していたんだよ」と子供に話す時代が、すぐそこかもしれませんね〜〜!
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