娘って父親に似るのかな?
今日はなんだか蒸し蒸しです。歩いていると、身体全体が湿気におおわれるような気がしました。外出の帰り道は、いよいよバスを検討する時期になってきたのかもしれません。
そんな蒸し暑い梅雨の晴れ間でも、花たちは元気そうです。まだまだ暑いのはこれからだよ、と言われているような気がしてきました。
今月の下旬あたりにカットへ行くつもりでしたが、今日は予定を早めて髪を切ってきました。下旬頃に出張する予定が入りそうなので、カットしたてよりも数週間経った方が自然な雰囲気になるかと思いまして。まぁ、髪をカットしたからと言って変わり映えする顔でありませんけれどね。
でも今日は髪を洗ってくれた女性が、嬉しいことを言ってくれました。健康的でサラサラなので、カットの見本にしたくなる髪質ですね、とのこと。お世辞だとしても、悪い気はしませんでした。幸い父や祖父の晩年を見ていますとハゲない家系のようなので、遺伝の有り難さを実感しています。
それにしても遺伝というのは面白いですね。街を歩いていると、この二人は親子だ、この人たちは姉妹だ、と見た瞬間にわかることがあります。特に父親の場合自分が直接生むわけではありませんから、自分に似ていると嬉しいような、ほっとするような気持ちでしょうね。
俳優のベン・アフレックに可愛い息子がいるのですが、その子が親友のマット・デイモンにそっくり! ちっともベン・アフレックに似ていないのです。マット・デイモンの子供だと言われたら信じてしまうほどです。もしかして彼は不安に思っていたりしてね〜〜!
昨日観た映画の主人公は、ある有名女優の父親です。二人が間違いなく親子だと映画を観ていて思いました。
『オデッサ・ファイル』という1974年に公開された映画です。
原作は『ジャッカルの日』で有名な、フレデリック・フォーサイスです。そして主演のペーターというルポライターを演じたのは、名優として名高いジョン・ヴォイトです。アンジェリーナ・ジョリーの父親ですね。
1963年の西ドイツが舞台です。ペーターは自殺した老ユダヤ人が残した日記を手に入れます。その人物は戦時中に収容所を経験した生き残りで、ロシュマンというナチスの戦犯が、今でも逃亡して生きていることを日記で訴えていました。
ロシュマンに興味を持って調べ始めたペーターは、オデッサという組織に命を狙われます。オデッサはユダヤ人絶滅を意図していたSSの幹部たちが、西ドイツの社会へ同じ意志を持つ人間を潜り込ませ、その庇護を行う秘密組織です。原作者のフレデリックが実際に調べたそうですが、実在する組織だったとのこと。
ですから警察や政治組織にまでオデッサの影響は及んでいます。ペーターはイスラエルの諜報組織と接触することになり、そこでスパイの訓練を受けます。そしてオデッサに潜入することで、その組織を壊滅させようとする物語です。
しかしペーターが執拗に狙っているのは、組織の壊滅ではなくロシュマンでした。実はエンディング近くで、ロシュマンがペーターの父を殺害したことが明かされます。つまり敵討ちだったわけです。古い映画なのでテンポ感は悪かったのですが、原作はしっかりしているので面白い映画でした。ジョン・ヴォイトの素晴らしい演技が光っていました。
残念に感じたのは、ストーリー展開が雑だったことです。おそらく原作を意識しすぎて、エピソードを無理に詰め込んだのでしょう。西ドイツが舞台なのに、ずっと英語で会話されているのも違和感があります。これだけスケールの大きなストーリーですから、原作はもっともっと面白いだろうと感じました。『ジャッカルの日』も、明らかに原作のほうが面白かったですからね。近いうちに読んでみようと思っています。
それにしても若い頃のジョン・ヴォイトを見ていると、娘のアンジェリーナ・ジョリーにそっくりです。目元や口元なんか、双子のようでした。娘はブラッド・ピットとの結婚式に父を呼びませんでしたから、仲のいい親子ではないようです。でも間違いなく親子。娘って父親に似るのかな? と映画を観ながらずっと思っていました。
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