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高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.65

犯罪のニュースを見ていると、容疑者たちはその根気や能力を他に活かせなかったのか、と思うことがあります。まさにその見本のような記事を見つけました。

 

自宅床に穴開け女性宅に侵入…51歳男の恋の末路は?「彼女は人生の全てだった…」

 

昨年10月、51歳の男性が39歳の女性宅に侵入。強姦致傷と器物損壊、そして住居侵入の罪で先月裁判が行われました。男性はストーカーだったようですが、その犯行は驚くべきものです。小説の題材になりそうな出来事でした。

 

男性が被害者の女性と出会ったのは10年前。友人に連れて行かれた茨城県の飲食店でアルバイトをしていたのが、その女性でした。男性はそれから東京へと転勤になり、10年後に茨城県へ戻ってきます。その女性はクラブや小料理店を経営するオーナーになっていて、10年ぶりに再会した男性は恋に落ちます。

 

週末に1〜2回女性の店に訪れ、1回で3〜5万円を使っていたそうです。その女性に付き合ってくれるよう告げたそうですが、女性は冗談だと思って相手にしていませんでした。そこがマズかった。男性は自分に気があると思い込んだのです。ストーカーになっていく典型的なパターンですね。

 

女性が経営する小料理屋のトイレに隠しカメラを置きトラブルを起こしています。なんとか示談に持ち込んだようですが、ストーカー行為はエスカレートするばかり。

 

女性に男性の影を感じた犯人は、嫉妬に駆られて被害者をつけまわします。あるとき奇跡のような、冗談のような出来事が起きました。女性が住んでいるアパートの上階の部屋が空室になりました。女性を監視するため、その男はその部屋を借りることができたのです。

 

カメラを取り付けて、女性が帰宅すればわかるようにしました。その結果恋人の存在を確信した男は、想像を絶する行動に出ます。女性宅の風呂場に向けて、上階の自分の部屋から穴を開け始めました。騒ぎにならないよう少しずつ穴を開けていきます。そしてついに女性宅の浴室天井から侵入に成功するのです!

 

人間の執念はすごい。この男性がそれだけの情熱をかけて何かをすれば、大成功するかもしれません。でも自分の才能を発揮すべきベクトルが、大きくズレていました。被害者の女性は商売を続けていくのが怖いでしょうね。男はどうせすぐに自由の身になるわけですから。

 

この記事を読んでいて、私の子供の頃の出来事を思い出しました。小学校3年生まで住んでいたのは、二階建て三軒長屋の東端の家でした。妹と私は二段ベッドで寝ていました。私は上の段です。

 

壁の向こうが隣家の階段でした。安普請の長屋ですから、階段を登り降りする音が聞こえます。私の母親が家出した頃ですから、精神的に病んでいたのでしょうね。壁の向こう側の幸せそうな家の様子を覗きたくなったのです。

 

布団に入ってから指先や爪を使って、壁を掘り始めました。布団で隠せばすぐにわからない場所です。何日もかけて奥深くまで掘り進めました。でも結局は親にバレて、父親から大目玉を食らうことに。残念ながらトンネルは貫通しませんでした。

 

この子供の頃の根気を、私は人生で活かせているのでしょうか? あはは、自信ないですね〜〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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