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高羽そらさんインタビュー

『自分』とは何か?

昨晩から今朝にかけて、かなりの雨が降りました。午前中もまだ雨が残っていましたが、夕方には日が差してきました。気温が低めなので、久しぶりに過ごしやすい1日です。

 

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昨日撮影した百日紅も、今日はたっぷりを水分を取り込んだことでしょう。ここのところ神戸はまとまった雨が降っていませんでしたから、植物たちにすればちょっと一息という感じでしょうね。東京も少しは降ったようですが、水不足の解消には追いつかない雨のようです。

 

さて今月に入って、ブログで連載していた『エリクサー』のリノベーションをやっています。どちらかといえば全面的な書き換えになりつつありますので、新作といっていいほどです。この小説のテーマになっているのは、『自分とは何か?』ということです。

 

私が私を『自分』だと認識できるのは、記憶が存在するからです。それは『自我』と言い換えてもいいでしょう。でもその記憶や自我が別人のものだったら、肉体は同じだとしても、以前の『自分』ではいられないはずです。おそらくまったく別人になってしまうのではないでしょうか?

 

面白いことにそうしたことを考えていると、それに関する本や映画を引き寄せます。先日BSで東野圭吾さん原作の映画を放送していました。私がまだ読んでいない小説でしたが、とりあえず観ておこうと思い録画しました。その映画を今日観たのですが、まさしくそのテーマに即した内容でした。

 

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『変身』という2005年に公開された映画です。

 

主人公の純一は、強盗事件の現場に居合わせます。犯人の銃で撃たれそうになった少女を救うため、自分が頭に銃弾を受けます。右脳が機能不全になりますが、奇跡的に適合するドナーが見つかり、世界で初めての脳移植を受けることで一命を取り止めます。

 

この段階で私は先読みしてしまいました。そのドナーは、純一を撃った犯人だろうと。そしてそのとおりでした。それまで絵を描くことが大好きで、とても温和な優しい青年でした。恋人の恵とも一緒に暮らす準備をしていました。

 

ところが退院すると絵に興味がなくなり、音楽に関心が出ます。調律のはずれているピアノの音を聞き分けることもできます。なぜならその犯人はピアニストを目指していた人間だったからです。恋人だった恵は他人に感じます。些細なことで職場の同僚を殴ったり、マンションの隣の住人の騒音に腹を立てて、殺してしまおうとします。右脳を他人の脳で支配されることで、まったく別人になっていくという物語です。

 

ちょうど私の小説のテーマと同じなので、とても勉強になりました。映画より先に原作を読むことが多いのですが、今回に関しては先に映画を観てよかったと思います。いい刺激になりました。

 

でも映画は最悪でした。はっきり言って駄作です。

 

主演をしている玉木宏さんと蒼井優さんの好演技ばかりが目について、脇を固める俳優さんの演技にうんざりしました。興ざめもいいところです。まずは脚本とストリーが酷すぎます。あまりに陳腐な展開なので調べてみたら、原作を大幅に変更しているようです。東野圭吾さんの代表作だと聞いていましたから、ある意味ほっとしました。

 

申しわけないですが、おそらく監督の演出が悪すぎるのだと思います。だから他の俳優さんが中途半端な演技をするしかなかったのでしょう。蒼井優さんの演技を見ていても、あれ?と感じるシーンもありました。

 

さらに音楽が超ダサダサ。素晴らしい映画音楽というのは、曲が流れていることに気が付かないほどマッチしているそうです。ところがこの映画の音楽は、妙に耳につきますし、場違いの雰囲気が拭えませんでした。厳しいことを言いますた、もしお金を払って劇場に観に行っていたら怒りが爆発したであろう映画でした。

 

ということで近いうちに原作を読むつもりです。そうすればさらに勉強になるような気がします。その前に今は文庫で800ページもある、同じ東野圭吾さんの小説を読んでいる最中です。こちらも面白いので、夢中になっています。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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