ミスマッチのキャラは最高
今日も暑い。多分そうだと思います。ずっと家のなかにいると、外の暑さを感じないのですよね。今年くらいの夏だったら、マジでエアコンなんて必要ありません。昨晩もぐっすり眠ることができました。
最近思うのは、睡眠がとても大切だということです。寝不足気味のときの仕事の能率の悪いこと、悪いこと。なかなかいい展開を思いつきませんし、文章を書く手が止まってしまいます。明らかに脳が疲れているのですよね。
でも睡眠を十分に取ると、脳みそが元気です。かなりの負荷に耐えられます。昨日から今朝にかけてぐっすり眠りました。おまけに早朝からミューナが、起きろ! 起きろ! とうるさいので、いつもより早起きでした。
ですから時間を有効に使って、かなりいい雰囲気で午前も午後も仕事に集中することができました。睡眠をしっかりとっていると、読書もはかどります。脳を使うこと全般において、その波及効果は計り知れないように思います。ついでに録画している映画まで見ちゃいました。
以前観たことのある映画でも、すぐにストーリーを思い出せない作品は、機会があれば観るようにしています。今日はそんな映画でした。
『ハンコック』という2008年のアメリカ映画です。
観た記憶はあるのですが、詳細なストーリーを覚えていませんでした。改めて見直してみると、笑えるアクション映画として素晴らしい出来だと思います。何度も観るほど感動するわけではありませんが、かなり好きな映画です。
ウィル・スミスが演じるハンコックはスーパーマンのような力を持っています。どこでも飛んでいけますし、列車に衝突されてもビクともしません。銃で撃たれても傷つけることさえできないのです。
そんなヒーローですが、酒飲みで乱暴で、子供からも「クソ」呼ばわりされています。事件を解決するつもりでも、破壊する街の被害の方が大きいので、ロス市警からも厄介者として嫌われています。
このキャラ作りはとても参考になります。人間というのは常識を植え付けられています。スーパーヒーローは悪をやっつけ、善良なるキャラであるべきだと刷り込まれています。ところがハンコックはまったく正反対なのです。この常識を無視したミスマッチこそ、キャラを創造する秘訣ですね。
犯罪を犯す警察官、嘘をつく弁護士、女装した家政婦等、意外なミスマッチが面白い映画のキャラを生み出しています。例えば嘘ばかりついている弁護士が、ある日突然嘘がつけなくなるとどうなるか? 『ライアー・ライアー』という映画です。
あるいは妻に追い出された夫が子どもに会いたい一心で、家政婦になって自宅に戻る。『ミセス・ダウト』という映画ですね。ありえないミスマッチほど、映画のキャラとして生きてくるのでしょう。
この映画はそんな楽しさがあります。とんでもない能力で孤独だと思っていたハンコックが、シャーリーズ・セロン演じるメアリーも同類だと知るシーンなんか、何度見ても笑ってしまいます。一般的な主婦なのに、実はスーパーウーマンだったというミスマッチが面白い。
そんな「クソ」ヒーローが、やがて本当のヒーローになっていく過程が愉快で楽しい映画でした。
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