暑いので怪談でも
いや〜、今日も暑い。今日から8月ですものね。そりゃ暑いはずです。
今日は外出デーなので、自宅に戻ってきたら暑さでぐったりでした。それでも夏バテをしないように、しっかり食べています。特に水分と塩分の補給は欠かせません。
今日のランチはめちゃくちゃ美味しいパンを焼くお店で、テーブルロールを買いました。少し触れただけで指の跡がつきそうなくらいフワフワです。そして輸入食品店でゴーダチーズを購入。お分かりですよね?
そのテーブルロールにゴーダチーズを挟んで食べました。シンプルだけど言葉にできないほどうまい!パンもチーズも上質ですからね。チーズの適度な塩気とパンの甘さが溶け合って夢見心地です。悶絶するほどの美味しさでした。幸せ〜〜!
8月1日といえば八朔です。日頃お世話になっている方にご挨拶回りをする風習が京都の祇園町では残っています。黒い絽の着物の正装姿で、舞子さんも芸妓さんもお茶屋さん等を回ります。今日の京都は暑かったでしょうから、きっと大変だったと思います。汗でおしろいが流れたら恥ずかしいですものね。今日の祇園町は、昼間から華やかな雰囲気だったでしょう。ニュース映像を見ていると、親しくしていただいたお茶屋の女将さんが映っておられました。元気そうで嬉しかったです。
さて暑いですので怪談話でもいかかでしょうか?
この時期になると、テレビで恐怖映像特集とかを放送しますね。やはり怖いものを見たり聞いたりすると、涼しくなるのかもしれません。
いくつも体験談はありますが、2つ紹介します。
一つ目はわたしが20代のころのことです。北海道へ旅行に行きました。当時はペンションが流行っていて、あるペンションに泊まりました。比較的新しいペンションなのですが、部屋に案内されると嫌な予感がしていました。そういう時って、わかるのですよね。
そしてその予感は的中です。まだ夜明け前の暗い時間、寝苦しくて目を覚ますと自分に向けられている視線を感じました。ベッドで寝ていたのですが、天井近くに何かが見えるのです。
目を凝らしてよく見ると生首でした。若い女性の首でして、青白い蝋のような生気のない肌をしています。わたしを見つめる両目は血走っていて、怒りに満ちていました。そして口を開いて何かを言っています。
耳を傾けてみると、どうやら怒りの言葉を発しているようです。恋人にふられたのか、乱暴されたのか、殺されたのか、詳しい事情はわかりません。なんせ早口でまくしたてるので、何を言っているのか聞き取りにくいからです。とにかく男に対して怒っているのはわかりました。
事情を聞いて元気づけてあげようと思うのですが、かなり一方的な性格の女性でした。こちらの言葉を聞こうとしません。そのまま2時間近くも延々と恨み節を聞かされたので、わたしは飽きてきました。気持ち悪いのですが、馬鹿らしいほうが勝ってしまいました。面倒なので聞くふりをしながらそのまま寝たら、消えてしまいました。どんな事情のあった女性だったのでしょうね?
もうひとつは可愛い幽霊のお話です。7年ほど前になると思います。妻と散歩をしている時、ある公園に通りかかりました。まったく風のない穏やかな日でしたが、公園で遊んでいる子供はいません。その時、妻が不思議なものを見つけました。
公園にブランコがあるのですが、一台だけ大きく揺れているのです。キィ、キィ、と音を立てて前後に動いています。先ほども書きましたが、ブランコが揺れるほどの風はまったく吹いていません。その証拠に他のブランコは微動だにしていませんから。
たまたま動いていたのかなぁと思いつつ、しばらく妻と見ていました。でもずっと動き続けているのです。まるで見えない誰かが、ブランコをこいでいるようにしか見えませんでした。でも怖いとか、嫌な印象を感じないのです。とても微笑ましい雰囲気でした。
ブランコは止まりそうもないので公園を後にしましたが、背後からずっとキィ、キィ、という音が聞こえていました。今ならスマホの動画で撮影しておくのですけれどね。きっと子供の幽霊か、妖怪みたいな存在が遊んでいたのかな? そんな気がしました。
ということで怪談話でした。涼しくなりましたでしょうか? この程度では無理かもしれませんね。書いているわたしは、汗びっしょりです。今夜も熱帯夜になりそうですね。
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