かけがえのない「今日の1回」
珍しく真っ昼間にブログを書いています。15日までは1日1回の変則ブログですので、隙間時間ができた時にこうして書こうと思っています。今朝も朝から汗だくになっていつもの掃除をして、ランチまで仕事をしていました。そして午後からの仕事に向け、休憩を兼ねてブログを書いています。
昨日の散歩中に見かけた大輪の花です。おそらく芙蓉の花だと思います。綺麗ですね。
今日も朝から暑い神戸です。関東は関西ほど暑さが厳しくないようなので、羨ましい限りです。西日本は煮えたぎっています。今日も九州あたりは39度の予想です。京都や大阪も37度近くまでは上がるでしょう。でも神戸はギリギリ猛暑日を避けられそうな34度の予想です。
この時期には珍しく神戸には乾燥注意報が出ています。どちらかといえば冬の定番ですね。ですから空気がカラッとしていて、自宅にいると意外に過ごしやすいのです。そして熱帯夜なのに、あまり寝苦しさを感じません。やはり湿度の影響は大きいですね。今夜も夜になって、爽やかな風が吹くことを心待ちにしています。
さて、今朝妻と朝食をとりながら、すぐ横でくつろいでいるミューナを観察していました。猫というのは人間に比べたら呼吸も、そして心臓の鼓動も早い。彼らが本来持っている時間のテンポが早いので、人間に比べて寿命が短いのかな、と話していました。
例えば動物が生まれてから死ぬまでの間、心臓の鼓動回数と呼吸回数が決まっているとしましょう。そうすれば猫のように早いと、すぐに終わりが来てしまいます。逆に亀の呼吸はかなり遅いそうです。ですから長生きするのかもしれません。人間だってゆっくりと呼吸すれば、より長生きできるのかもしれませんね。
これは想像の話ですから真偽のほどはわかりません。でも明確に言い切れる事があります。
それは、どのような人であれ生まれてから死ぬまでの呼吸回数が決まっている、ということです。長い人もあれば、短い人もあるでしょう。でも終わりのない人はいません。いつかは呼吸を止める日が必ずやってくるのです。
その総呼吸数を分母におけば、日々の呼吸である分子はその分母の数字に近づいています。分母と同数になった瞬間、息が止まるのです。これは呼吸だけでなく心臓の動きでも同じです。それどころか食事の回数や、眠る回数も同様です。
わたしは今朝の朝食をとったことで、人生における総朝食数に一歩近づいたわけです。もし今夜に死ぬとしたら、今朝の朝食は最後の1回だったということですね。
そう考えると、今日の朝食、昼食、そして夕食のそれぞれが、かけがえのないものだと思えてきませんか? 「今日の1回」は今日だけのものであり、決められた回数のうちの貴重な1回なのです。わたしたちは人生の回数券を日々ちぎっては使用しています。それが最後の1枚になるまで繰り返します。
だったら1回、1回を大切にしたい。わたしは心からそう思います。妻と笑い合う回数も、ミューナを撫でてやる回数も確実に減っています。永遠に続くものなんて、この世にはありません。食べることや眠ることだけでなく、人と触れ合うことも決められた回数しかできません。
でも人はたいてい、何も考えることなく日々をやり過ごしています。貴重な「今日の1回」を消費していることに気づいていません。お盆休みですから、家族や友人と集まる方が多いと思います。そんな人たちとの関係において、今日の笑顔がかけがえのない「今日の1回」だと自覚してみてください。そしてそれを続けてみてください。きっと人生が変わってくると思いますよ。
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