『ながら』からの脱却
関東地方は台風の影響で大変なようです。先ほどTwitterで原宿駅の屋根に木が倒れている写真を見てびっくり。避難勧告が出ていたり、停電になっている地域もあるようです。大きな被害が出なければいいですね。
関西は今日も猛暑日。今朝の神戸の最低気温なんか29.6度ですよ! 冗談かと思いましたが、マジだったようです。まぁ爆睡しているので、文句を言うことはないのでしょうけれどね(笑)
今年の夏は日本の東西で違う国のようです。東京在住の方なら、どちかかといえば今年は冷夏だと感じるのではないでしょうか。でも西日本の人は口を揃えて酷暑の夏だと答えるはずです。もう猛暑日はマジで勘弁して欲しいですし、文句を言いたい。誰に言えばいいのでしょうか?
ついにリオ五輪が終わりました。日本にとっては有意義な大会になったようです。ネットの動画しか見ていませんが、閉会式の『安倍マリオ』は最高でしたね。どなたが作られたのは知りませんが、ナイスセンスです。日本の魅力が十分に演出されていました。最後に土管から安倍首相が登場された時は、動画を見ていて思わず拍手してしまいました。
4年後は東京です。どんなオリンピックになるのでしょうか? リオは治安や会場の設営等、色々問題点は挙げられていました。でもテロが起きることもなく、無事に競技を終えることができました。パラリンピックが終了すれば、ブラジルの関係者の方たちはホッとされるでしょう。
日本だって問題がないわけではありません。そして4年後の国際情勢がどうなっているかもわかりません。でもそうした問題を乗り越えて、無事に開催できることを心から願っています。今からどのような開会式になるのか楽しみにしています。
さてそんなリオ五輪ですが、わたしはずっと仕事の毎日でしたのでまったくリアルタイムで見ていません。ニュース映像やネットの記事で結果を知っただけです。以前のわたしなら、テレビをつけっ放しで仕事をしていたでしょう。でもここ数年、そうした『ながら』から脱却しています。
子供のころから『ながら族』でした。すでに死語ですけれどね。ラジオや音楽を聴きながら勉強をしたり、テレビを見ながら食事をしたりと、常に何かを同時進行していました。でも小説を書くようになってから、『ながら』の弊害を強く感じるようになりました。
音楽を聴きながら文章を書こうとしても、やはりどこか意識が音にとらわれています。明確な集中力を維持することができません。ですからかえって能率が悪くなるのです。それは書くことだけでなく、読書も同じです。
以前はカフェに行くと、音楽を聴きながら本を読んでいました。でも今は読書をする時は読書に集中しています。毎日かなりの量を読破するためには、極端な集中力が必要です。だから音楽が邪魔になってきました。
そうした『ながら』から脱却していくと、すべての面において集中力が増してきますし、自分が今やっていることを楽しめるようになってきました。以前は朝起きたら、とりあえずテレビのスイッチを入れていました。そして朝の番組を見ながら朝食をとっていました。
今はそんな習慣から完全に脱却しています。テレビをつけるのは1日のうちで限られた時間しかありません。ほとんどが録画した番組を見るか、夕方に明日の天気予報を見る時だけです。テレビを見るならテレビを見る。食事をするなら食事をする。それぞれのことに集中するようになりました。
1日は24時間しかありません。時間を効率的に使おうとするのなら『ながら』は便利に思えます。でもわたしにとってはかえって時間の無駄が増えてしまいます。同時進行でいくつかのことをやるよりも、『今』やっていることに全力で集中する。そしてそれを数多く積み重ねていくことで、24時間という絶対的時間を、何倍もの相対的時間へと変換させることができます。
結局『ながら』でいる時は、目の前のことに真剣に向き合っていなかったのだと思います。効率的にふるまっているようで、実はどこか逃避しているのです。ひとつひとつのことに真剣に向き合っていくことで、本当の意味でそれらの経験が糧になるのだと思えるようになりました。
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