物に対する接し方
雨、雨、雨です。こんな本降りの雨は8月に入って初めてです。二度ほど短い時間の通り雨はありましたが、今日は朝からずっと降り続いています。いつも見かける川は干上がりそうでしたし、植物たちも元気がないように感じていました。これでやっと一息つけます。
今日のバルコニーからの景色です。雨に煙る街を見るのは本当に久しぶりです。外出の行き帰りには強い雨で少し苦労しました。でもそれさえ懐かしく感じるほどです。台風10号が近づく東北方面は大変でしょうが、関西にとっては恵みの雨をもたらしてくれました。
雨のおかげで涼しいので、朝の掃除をしても汗びっしょりなることがありません。掃除機をかけて床を雑布で拭いていても、身体が楽に感じました。暑い夏でも毎日の掃除は欠かしていません。その理由はもちろん気持ちいいことですが、もう一つ大切な理由があります。
物に心がある、と思っているからです。
動物や植物だけでなく、物にも意識が存在していると考えています。それは自然にできる造物だけでなく、人工的に作られたものでも同じだと思います。なぜなら突き詰めていけばすべては素粒子であり、ひとつであるからです。今は素粒子物理学の本を読んでいるので、なおさらそう感じます。
だからマンションのフローリングの床に対して、掃除中は話しかけるような気持ちで接しています。少しでも綺麗にしてあげたいという気持ちで、雑布をかけています。それは家で使っている電化製品等も同じです。
毎朝掃除が終わったら、このブログを書いているMacBook AirとiPhoneを綺麗にします。今日もよろしくお願いします、と心で思いながら画面を磨きます。日常的に接している製品のなかで、最もよく手にするものですからね。本音を言えば名前をつけたいくらいの気持ちです。
工場で製造された何百万台という数のうちのたった1台が、わたしの手元にやってきたわけです。とんでもない縁があるのです。それだけに愛おしく感じます。このパソコンからいくつもの小説が生まれています。これからもそうでしょう。
iPhoneもそうですね。昨年の9月に現在のiPhone6sに機種変更しました。妻と二人で同じカラーを予約していたので、携帯ショップで2台が並んでいました。店員さんが「まずはご主人のiPhoneから設定します」と言って1台を手にした瞬間、そのiPhoneはわたしとの縁が繋がったわけです。妻にとっては、もう1台が同じ出会いですね。そう思うと、やはり偶然はないように感じます。
物を大切にするというのは、その見えない心を信じることです。例えば自動車にも心があると信じられたら、無謀な運転による事故や交通違反を起こすことはないはずです。心を信じることは愛情を持つことでもあります。自分の家族に危ない思いをさせたくないのが普通の感覚です。車をただの物質だと考えていると、平気で傷をつけたり車内を無駄な荷物でいっぱいにしてしまうのです。そこに愛がないからです。
物にも心があると信じて接するだけで、掃除をしようと思ったり大切に使おうとするはずです。できるだけ快適にしてあげたいと思うからです。そして物に対して感謝の気持ちを持つこともできます。家族やペットと接するように物と接することで、自分の周囲の世界は大きく変わると思います。このパソコンは、今日もフル活動してくれています。働き者のナイスガイですよ〜!
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