コクリコ坂を歩いてみたくなった
今日から9月。マンションの子供たちが通学する姿を久しぶりに見ました。欧米等では新年度ですね。
気持ちを新たにスタートしたいので、朝の掃除はいつもよりちょっと気合を入れました。そして台所の排水口をピカピカにしてスッキリ。昼間は30度前後まで気温は上がりますが、朝夕は本当に過ごしやすくなりました。自宅にいると昼間でも快適に過ごせます。窓を閉めても同じように過ごせる気温になれば、いよいよ秋ですね。
昨日は仕事にキリをつけたのですが、さっそく新しい作品が書きたくなっています。ある意味病気ですね(笑)
先にタイトルを考え出して妄想が始まったので、昨晩は午前3時ごろまで眠れませんでした。まだまだカケラしか見えませんが、しばらく育ててみたいと思います。そのためにもインプットが大切です。ということで録画したままで観ていなかった映画を消化しています。今日はこの映画を観ました。
『コクリコ坂から』という2011年に公開されたアニメ映画です。初めて観ましたが、とても素敵な作品でした。
物語のスタートと同時に感じたのが、景色に対する親近感。ジブリ作品ですので相変わらず詳細に描写されています。坂の上に立つ洋館風の建物と海を見た瞬間、わたしが住んでいる神戸と重なりました。それもそのはず、この物語の舞台は横浜です。
次に感じたのが時代背景の親近感です。設定は1963年です。わたしはまだ1歳ですが、街の雰囲気に懐かしさを覚えました。横浜版の『ALWAYS三丁目の夕日』という印象のアニメでした。その当時の神戸も、きっとこのアニメのような世界だったと思います。
シンプルなストーリーなのですが、時代の雰囲気がうまく表現されています。高度経済成長の真っ只中で、学生運動も盛んな時代です。物語の舞台は高校ですが、その萌芽を感じることができました。
原作は1980年に『なかよし』に連載された漫画とのこと。でも映画化された作品は大きくストーリーが変更されています。ストーリーを見比べてみたのですが、わたしは映画の方が好きかな。登場人物の人間関係がすっきりしていて、感情移入しやすいように思います。
高校生の松崎海と風間俊の恋愛物語ですが、好きあった二人が兄妹だと知る設定はありふれています。でも実は俊が戦災孤児で、二人には血縁がないことが最後にわかりますが、その事実を告げたのが海と俊のそれぞれの父親の親友だったという設定は良かった。俊の父は戦争で死に、海の父は船乗りですが朝鮮戦争に巻き込まれて亡くなっています。
母が学者で海外にいることが多いので、妹と弟の面倒を見ながら気丈に生きている海に共感しました。それだけに愛する俊が実の兄でないことを知った彼女の喜びが伝わり、思わずもらい泣きしてしまいました。子供よりも、わたしの世代以降の人に受けるアニメだと思います。心がほっこりして、優しい気持ちになれる映画でした。さて、続いてどんどんインプットしますよ〜!
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