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高羽そらさんインタビュー

残り7日をどう生きる?

強烈な蒸し暑さです。今日の神戸の最高気温は33.1度。おまけにうんざりするほど湿度が高いので、不快指数は上がりまくりです。外の空気を感じた瞬間、外出したことを後悔するほどの暑さでした。ということで今日は暑さを避けて、御影クラッセというショッピンモールで過ごしてきました。

 

先月にフードコートが新設されたので、子供たちの夏休みが終わったら行こうと思っていました。そんなに広いスペースはとってないだろうと思っていましたが、予想をはるかに超える広さでした。清潔感があってとても居心地のいい場所に変貌していました。どのお店も料理が美味しそうで、悩んだ末に和食のお店に決めました。

 

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わたしが選んだのはチキンのレモンペッパーステーキ。丁寧に作ってあって、想像していた以上に美味しかったです。他のお店も試してみたいので、また機会を見つけていくつもりです。食事のついでに買い物をして外に出たのが午後1時前。冷房に身体が慣れていたせいか、めまいがして倒れそうな暑さでした。

 

バスで自宅近くに戻ると、ここしばらくは静かだった蝉が元気に鳴いています。ツクツクボウシの声しか聞こえませんが、ゆく夏を惜しむかのように、全身を震わせて素敵な声を聞かせてくれました。

 

蝉というのは不思議な生き物です。子供のころによく聞かされました。蝉は土のなかに7年ほどいて、成虫になってからは7日で死んでしまうと。一生のほとんどを土で暮らし、自由に羽ばたけるようになったのにわずか7日で死んでしまう。子供心に切なさを感じたことを覚えています。

 

でも実態はやや違います。日本の蝉は平均して3〜5年ほどで成虫になり、自然な状態では約1ヶ月ほど生きるそうです。外国の蝉では地中に17年という猛者もいるようですが、日本の蝉はそうでもないとのこと。

 

だからと言って、子供の時に感じた切なさが変わるわけではありません。やはり生き物としての寿命をほとんど土のなかで費やし、飛べるようになってたった1ヶ月足らずでこの世を去ってしまいます。今日の帰り道に妻とも話していましたが、成虫の蝉はどんな気持ちで生きているのかな?

 

きっと何も考えていないのでしょうね。妻と話した結論は、そもそも『死の概念』が存在しないだろうということで落ち着きました。DNAを残すために精一杯生きて、ある日力尽きてぱたりと地面に落ちてしまう。不安も後悔もなく、ただひたすらエネルギーを使い尽くしているのだと思います。

 

蝉の一生を切なく感じるのは、人間が自分の『死の概念』を投影するからでしょう。生物としての機能が停止しますから、地面に落ちてもがいている蝉は苦しそうに見えます。でもそれはわたしたちが蝉を擬人化して見るからそう感じるだけで、実際はまったく違う感覚を経験しているのかもしれません。

 

やっぱり『死の概念』を持っているのは人間だけなのでしょう。それゆえ死を忌み嫌い、死にまつわる物語が生まれます。蝉とは違い、成人して1ヶ月で寿命を迎えるわけではありません。でもいつかは死ぬということに関して、本質的に蝉と何ら変わることはありません。

 

どうせ擬人化するのなら、自分なら残された7日をどう生きるかを考えてみるのがいいかもしれませんね。蝉のようにいさぎよく生き切ることはできないかもしれません。ああすればよかった、こうすればよかった、と後悔に苛まれることになるでしょう。でも考えてみる価値はあると思います。

 

あなたが蝉の成虫だとしたら、残り7日をどう生きますか?

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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