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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.29

今日は秋分の日で、お彼岸です。お墓まいりに行かれる方も多いでしょう。そんなお墓に関する記事がありました。もし夫が亡くなったら同じ墓に入りたくないと思っている女性が増えているそうです。でもそれは夫が嫌だということでなく、別の要因があるようです。

 

年々増加する女性の「死後離婚」 どんなメリットがあるのか

 

この記事のタイトルのとおり、女性の「死後離婚」が増えています。正式には『婚姻関係終了届』というものを提出することで、配偶者の血族との関係を終了させることができます。離婚ではありませんが、実質的に同じ効果をもたらすので「死後離婚」と呼ばれています。

 

2009年には1.823件の届けが提出されています。それが2014年には2,202件に増えています。もちろん男女どちらでも申請することはできますが、ほとんどが女性からの申請です。つまり夫の実家との関係を避ける方が増えているということです。

 

この記事に例が出ています。ある女性は夫を亡くし、姑との二人暮らしになりました。夫の親類からも「おばあちゃんを頼みますよ」と言われて押し付けられたそうです。夫がいないのに姑の面倒を見ることに愕然として、結婚直後から抱えていた夫の親族に対する不満が爆発しました。

 

それで「死後離婚」を選択されて、実家に戻られたそうです。この『婚姻関係終了届』を出せば、姻族との関係を民法上は他人にすることができます。相手方の同意もいりませんから、親族の扶養義務は消滅します。ただし夫との関係は変わらないので、遺産はもちろん、遺族年金等も引き続き受け取ることができます。もしかしたらこの法律を知らずに、我慢されている方は多いのではないでしょうか?

 

日本は確実に高齢化社会へと突き進んでいます。ですからこのような例がこれからも増えるでしょう。日本人の意識のなかに、いまだ古い『家制度』の感覚が残っています。女性は嫁いだら夫側の人間になる、という強い概念に支配されています。梨園と呼ばれる歌舞伎役者の結婚などは、その典型例ですね。

 

でもわたしたち以降の世代にとって、『家制度』は形骸化しつつあります。好きな人と一緒に暮らしたいから結婚するのであって、夫や妻の姻族と結婚するわけじゃない、というのが本音です。でも現実はそういうわけにいきません。やはり日本において結婚というのは、家と家の結びつきだという側面が根強く残っています。

 

海外では当たり前になっている夫婦別性だって、日本ではまだ遠い話です。過去の歴史において、農民を土地に縛り付けるために作られた戸籍という制度が残っているからです。フランスのように事実婚が普通だという感覚は、まだまだ理解されないでしょうね。

 

嫁と姑だって、実の親子のような関係を築いておられる方もあるでしょう。でも結婚という制度に縛られて、強烈なストレスを抱えながら配偶者がいない状況で生きていくのは相当辛いだろうと思います。法律がこのような逃げ道を作ってくれているのなら、積極的に利用するべきだと思います。

 

わたしはこんな制度があるのを知りませんでした。いつごろできた法律なのでしょう? もし古くからあるとしたら、そうした問題で悩んでいた方が多いということかもしれません。これからますます利用する人が増えそうな気がします。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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