SOLA TODAY Vol.31
あなたは、努力はすれば報われる、と思いますか？ 興味深い記事がありました。
【悲報】「努力をすれば報われる社会」と思っている人は僅か15％
今年の８月に横浜市在住者を対象に実施された調査結果です。努力をしても報われない、あるいは報われないと思う、と答えた人が85%いたという結果です。努力が報われると答えた人は、わずか15.2%でした。
ところがバブル期の1988年には44.2%の人が、努力は報われると答えています。ほぼ半数近いですよね。確かにバブル期と比べて、そうした意見を持つ人が減っているのは実感しています。事実そうなのかもしれません。
現在は過去において当然だった概念が崩壊しつつあります。学校で良い成績をとって一流大学に入り、一流企業に勤めたら安泰だ、というのは妄想でしかありません。上場企業だって突然倒産する時代です。ましてや年功序列的な考え方は消滅しつつあり、確実な成果が求められます。結果が大切なのであって、努力はどうでもいいと考えられています。どれだけ本人が頑張ったと思っても、結果が出なければ評価されない時代になってきました。
だからこうした調査結果になるのだと思います。時代的な背景を考えれば、ある意味納得出来る内容です。これからの時代は学歴や努力のプロセスは重視されません。どのような価値を生み出すかで、その人物が評価され報酬に反映されることになります。自分の頭を使って考えることをしないと、取り残されていく時代になったと感じています。
ではわたしはどう思っているのか？
わたしは努力をすれば報われる、と確信しています。そしてそう判断するのはシビアですが、『結果』しかないと思っています。
結果が出ないとどうしようもありません。どれだけ努力したと思っても、結果が出ないと努力していないのと同じです。だからこそその理由を精査することも努力の一部だと言えます。
結果が出ない理由はシンプルです。努力が圧倒的に足りないか、方向性が間違っているかのどちらかです。だからあるスパンで自分の行動を確認して、努力が足りないのではないか、あるいは方向が間違っていないのかを確認する必要があります。そのコツコツとチェックする積み重ねも努力の一環なのです。
努力しても報われないと思っている人は、その途中で諦めてしまっているのだと思います。ただ闇雲に努力しても無駄なだけです。定期的に振り返って方向を確認して、そのうえで圧倒的な努力を続けていくしかありません。それをやめなければ、必ず報われると確信しています。
ある人の言葉を思い出しました。オリンピックで金メダルをとった人は、結論から言えば世界一努力した人だ、という言葉です。その選手よりはるかに多い練習量をこなしたとしても、銀メダルならば世界で二番目の努力でしかなかったということです。厳しい言葉ですが、ある意味真実を示した言葉だと思います。
わたしはこの調査結果を見たとき「ラッキー！」と思いました。だって85%の人が諦めてくれる可能性が高いからです。ということはそれだけ自分にチャンスが巡ってくることだと解釈しました。諦めずに続けていれば、必ず結果が出る。そう思わせてくれる意識調査でした。
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