[gtranslate]
高羽そらさんインタビュー

勝つために必要なもの

台風18号が北寄りに進路を変えたせいか、神戸は予想に反して穏やかです。暴風・波浪警報は出ましたが、たいして風は吹いていません。雨もときおり思い出したように降る程度で、ちょっと肩透かしの印象です。といっても午後5時前後の状況ですので、それ以降はわかりませんけれどね(笑)

 

でも北に向かった分、韓国では被害が出ているようです。その後は北陸や東北地方に進むようですから、進路にあたっている地域の方は心配でしょう。夜の台風は不安ですものね。

 

今日のわたしはもともと引きこもりの予定でしたので、いつもどおり仕事に集中していました。明日は天気が回復しそうですから、歯科の定期検診も行けそうです。

 

そんな台風が近づいている今日の午後、とても素敵な映画を観ました。

 

141791_01

 

 

『ボビー・フィッシャーを探して』という1993年のアメリカ映画です。タイトルは以前から知っていましたが、何となく敬遠していました。退屈そうな映画に感じたからです。でも実際に観てビックリ。こんな素晴らしい映画だとは思いもしませんでした。

 

実在の天才チェスプレイヤーであるジョシュ・ウェイツキンの父親であるフレッドが書いた本の映画化です。ですからほぼ実話ですね。そしてこの映画のタイトルになっているボビー・フィッシャーという人も、アメリカでは有名なチェスプレイヤーです。1970年代に米国人として初めて世界チャンピオンになった人物で、突然行方不明になるという奇行を繰り返した人です。

 

この映画もジョシュがボビーの行方不明を語るシーンから始まります。世界チャンピオンになったとたんに姿をくらましました。しかしそのジョシュ自身がボビーの再来として有名になっていきます。そして実際にボビーをよく知っている、ブルースという初老のチェス指導者に教えてもらうことになります。

 

新聞記者であるジョシュの父のフレッドは、息子のチェスの才能に驚きます。ブルースに指導を頼んだのも彼です。ブルースもその才能を認め、真剣に指導に取り組みます。しかし常に戦うことを強いられるチェスの世界では、いつ人生を狂わせることになるかわかりません。実際にそういう大人が大勢いるのです。ですからブルースはジョシュが負け犬になることがないよう、心理面での指導も強化します。

 

それは対戦相手を敵として「憎む」ことでした。そのうえでボビーのように、芸術的なチェスプレイヤーにすることを目指したのです。

 

ところがジョシュはとても心の優しい少年でした。どれだけ相手を敵だと自覚しても、とても憎むことなどできません。でもそうしないと勝てないと父もブルースも言います。間の悪いことに、同じ能力を持つ強力なライバルが出現します。平気で対戦相手を憎むことができる少年でした。

 

そのライバルに怯えたジョシュは、格下の相手にも負けるようになります。「勝つために憎む」ことができずに悩みます。そして父やブルースの期待に応えられないことで、自分が見捨てられてしまうのではという恐怖にも襲われます。そんな状況を救ってくれたのが母のボニーでした。

 

最後には父もブルースも、対戦相手を憎まないジョシュを受け入れます。自分らしくあることで、チェスを楽しみ、そうして勝つことをジョシュは知っていきます。やがて迎えた全国大会の決勝で、そのライバルと対戦します。その試合で、ジョシュは誰もが思いつかなった行動に出ます。

 

古い映画ですので御存知の方は多いでしょうが、その行動がどのようなものであるかは、まだ観たことがない方のために内緒にしておきますね。主人公を演じたマックス・ポメランクという子役は最高でした。見事な演技です。そして脇を固める俳優陣がマジですごい。そしてみんな若い〜〜!

 

父親役はジョー・マンテーニャ。『クリミナル・マインド』という海外ドラマでの活躍が印象に残っています。そして母親役にはジョアン・アレン。わたしのお気に入りの女優さんです。『フェイス・オフ』や『ボーン・アイデンティティ』の演技を観て大好きになりました。

 

ブルース役はベン・キングズレー。説明するまでもないアカデミー俳優です。そして街の公園でチェスを教えてくれる男性を、ローレンス・フィシュバーンが演じていました。言わずと知れた『マトリックス』のモーフィアスを演じた俳優さんですし、海外ドラマの『CSI科学捜査班』でもレギュラーでしたね。まだ『マトリックス』は6年も先ですから、めちゃ若くてスリムなローレンスでした。

 

こんな素敵な映画を今日まで観なかったなんてショックです。もっと多くの作品を観なくてはいけませんね。2014年にこの映画の原作本が邦訳されているそうです。早速読んでみようと思っています。

 

最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

 

 『STORY OF ZERO   BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る

インタビュー特集もっと見る

 

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

プロフィール画像

高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)カレンダー

2016年10月
« 9月   11月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)アーカイブス

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)QRコード

ブログモバイル版

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp
/official/sora_takaha/