美男美女は眺めているだけで楽しい
今日は雲の多い神戸です。でも雨は降っていませんし、ここ数日と同じく涼しい空気です。少し前まではお昼にうどんを食べると汗をかいていたのに、今日は熱いうどんをすすってちょうどいいくらいの気温でした。
ということで朝の掃除を終えてから、衣替えを済ませてしまいました。といっても実質的にかかった時間は5分くらいかな? ミニマリスト的な生活をしていますので、所有物が一般の人に比べると極端に少ないからです。
今日は衣替えをしながら、この秋に着たら処分する服も同時に決めておきました。ひとつ買ったらひとつ捨てるが原則です。ですから頭の隅に置いておけば、お買い得の服が見つかった時に購入することができます。来年の春先までに見つけておいて、古いものと交換するつもりです。
さて、今日の午後に観た映画です。先入観を持つことなく、そして新作にこだわることなく、1本でも多くの映画を観ようと心がけています。これも大切な勉強ですからね。わたしにとっては楽しみであり、仕事の一環でもあります。
『コンドル』(原題:Three Days of the Condor)という1975年の映画です。わたしが13歳のころの映画ですので、足繁く映画館に通っていた時代です。でもこの映画は完全に見逃していたようです。ビデオもDVDもないので、新しい映画は映画館で大枚をはたいて観るしかありません。だから中学生には仕方ないですね。
古い映画はテンポ感が悪く、展開の遅さにイライラすることがあります。この映画はスパイ映画ですから、テンポ感が大切です。でもこの時代にしては、時間を意識することなく最後まで楽しめた映画でした。
なんてたって、ロバード・レッドフォードとフェイ・ダナウェイですよ! この二人の美男美女の共演を見ているだけで、十分に楽しかったです。ロバード・レッドフォードは2年前に『スティング』と『追憶』、そして1年前には『華麗なるギャツビー』に出演した後の作品です。
フェイ・ダナウェイも1年前に『タワーリング・インフェルノ』でポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンとの共演をしたばかりです。二人とも俳優人生で、最も脂が乗っていた時期ではないでしょうか? 映像を見ていてもそう感じました。
ロバード・レッドフォードは相変わらずかっこいい。まだこの時代だと青年の面影もどこか残っています。年齢を重ねて初老時代に出演した『スパイ・ゲーム』のころの彼も大好きですけれどね。
フェイ・ダナウェイについてはもっとびっくり。『タワーリング・インフェルノ』は大好きな作品でして、数え切れないほど観ています。その時の彼女は、ドレスアップしているので大人の女性の雰囲気に満ちていました。ところがこの映画のフェイ・ダナウェイはめちゃ可愛い。ちょっとお茶目な演技も見ることができたので、得したような気分でした。
この映画はCIAの職員である主人公が、陰謀に巻き込まれるというストーリーです。文書を解読する仕事なのですが、たまたまある小説に隠されていた意味のある文字を発見して報告します。それはCIAの一部が極秘にしていた暗号でした。その事実が明らかにされることを恐れた内部の人間により、主人公の所属するチームが全員殺されてしまいます。たまたま昼食を買いに行っていた主人公だけが助かり、単独で真相を追究するという物語です。
このストーリーを見ると、どこかで知っているような気がしませんか? これはスパイ映画の定番となっているパターンです。もちろん詳細な状況は映画によってまったく違います。でも有名な『ミッション・インポッシブル』も『ボーン・アイデンティティ』も基本は同じです。工作員であった主人公が孤立化させられ、単独で真相を追究していく物語です。
そう考えると定番の形式というものは、いつの時代でもウケるのだと思います。基本をおさえつつ、現代の世相に合わせたストーリーにアレンジされているのでしょう。物語を作るうえでの、重要なヒントだと感じました。人間を感動させたり興奮させる物語には、同じ性質が存在しているのかもしれませんね。
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