SOLA TODAY Vol.53
AIやロボットを進化させていく研究において、最も参考にされているのは人間を含めた動物です。進化の過程において環境に適応することで、現在の種を維持しているわけですからね。そんな動物の機能を付加したロボットが作られています。
東大、汗をかくことで体温を下げ長時間稼働できるヒューマノイド
この記事で写真もアップされているロボットがそのような機能を持っています。人間を模して作られたヒューマノイドで、見た目はちょっと気持ち悪い雰囲気のロボットです(笑) 開発したのは東大の大学院チームです。
でも走ったり腕立て伏せだって出来ます。ところが運動というのは熱を発生します。車だって冷却装置がなければオーバーヒートしてしまいます。ところがこのロボットに冷却装置をつけようとすると、大掛かりになり重量が増してしまいます。
そこでアルミニウムの粉をレーザー焼結することで加工した金属を利用しました。浸透性を高くすることで、スポンジのような金属を作ったそうです。その内部に水を入れやると、徐々に表面に浸透して蒸発します。そして気化熱で温度を下げるという方法です。ファンによる冷却の3倍の性能を有するとか。
これはまさしく人間の汗を見本にしたものです。恒温動物が体温を維持するシステムと同じですね。名前を腱悟郎と言います。腱悟郎はコップ1杯の水で、半日走り続けたり、腕立て伏せを11分間連続で行うことができます。ちなみにこんな顔をしています。
これめちゃすごい! 記事を読んで驚くとともに、感動しました。汗をかくのって、動物特有の機能だと思っていましたが、ロボットにも利用できるのですね。結局はロボットの世界も、合理性を追求すると動物と同じようになってくるのでしょう。
最近は人間の感情を察したり、自ら表現できるAIも開発されています。何か質問されて困ったら、冷や汗をかくロボットが出現するかもしれませんね(笑) でも人間と違い、ロボットは酸素が存在しない場所でも活動することができます。このようなヒューマノイドが進化することで、わたしたちの生活を快適にしてくれるだろうと思います。もちろん兵器としても利用できるでしょうけれどね〜〜!
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