SOLA TODAY Vol.59
わたしたちは俗説に囲まれて生きています。特に子供のころに聞かされたものは、動かしがたい事実として判断の基準になっていたりします。でも科学が進歩することで、そうした俗説が事実ではないことが明らかになっています。
常識というものは、時代によって変化していきます。地球は球ではなく平面である、あるいは地球は自転していない、というのが常識だった時代は、人間の歴史においてそれほど昔のことではありません。この記事で紹介されているウソの俗説を紹介します。
「人間は脳の10パーセントしか使っていない」
そう言われてきましたよね。でも実は脳のほとんどを使っているそうです。PETスキャン等の研究により、寝ている時でさえ脳の多くが活性化されています。一度に脳のすべてを使うことはありませんが、数日にわたって脳のすべてを使っていることが証明されています。頭がいい人というのは、脳を使っているパーセントの高さではなく、シナプス間の情報伝達スピードが猛烈に早い人なのかもしれませんね。
「アルコールで脳細胞が死滅する」
アルコール依存症の人と健康な人を比べても、脳細胞がアルコールによって死滅することはないそうです。一晩の飲酒でダメージを受けても、禁酒期間を置けば脳の機能は回復します。もちろん飲み過ぎは脳に影響を与えますし、肝臓にも負担をかけることになりますけれどね。
「人類の進化の過程を表す図」
いかにも猿というイラストが、徐々に人間に変化していく図を見られたことがあると思います。徐々に猿が人間になったようにイメージしますが、実際の進化はそんなにシンプルなものではありません。DNAの研究で、生物の進化がどれほど複雑な過程を経ているかが明らかになっています。先日も人類の起源についての記事で、20万年前のホモ・サピエンスのアフリカの女性だという俗説の一部が否定されています。
この記事では3つの例が取り上げられていますが、他にも同じようなことがいくつもあるはずです。真実や常識というものは、あくまでも「今」における暫定的なものであることを認識する必要があるのかもしれません。
例えば歴史的な出来事についても、研究によって認識が変更されています。わたしたちが子供のころに学校で学んだ歴史的事実が、今の子供たちにはまったく違う内容で教えられているものがいくつがあります。
常識だということでそれを振りかざして大口を叩くと、それがウソだとわかった時に恥ずかしい思いをすることになりますね。常識は変化するものだということを忘れず、謙虚な気持ちを大切にするべきだな、と感じた記事でした。
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