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高羽そらさんインタビュー

クリスマスには早いけれど

少し蒸し暑い神戸です。せっせと坂道を上ると、かなり汗をかいてしまいそうな気温でした。今朝は妻に所用があったので別ルートで外出。久しぶりにTSUTAYAに寄ってDVDを借りてきました。

 

リストに上げている目当ての映画はいくつかあったのですが、まだ準新作で料金が高いのでスルー。とりあえず旧作扱いになっている作品から借りてきました。今日は初めてTSUTAYAのセルフレジを利用しました。思ったよりも簡単で便利ですね。人件費も節約できるでしょうし、利用者も気楽でいいように思います。こうして無人化が進んでいくのでしょう。

 

その後は妻と合流していつもの買い物。今日は荷物が多いですし、ちょっと暑かったので久しぶりに帰りはバスに乗りました。2週間ぶりかな。バス停からの下り坂でも汗ばんたくらいだったので正解だったと思います。

 

でも2ヶ月後はクリスマスです。本当に寒くなるのかな? そんなクリスマスにはまだ早いけれど、聖夜を扱った小説を昨日に読了しました。

 

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『聖夜の贈り物』百田尚樹 著という本です。

 

同じジャンルを書かないという百田さんのファンタジー小説です。5話のオムニバス作品で、すべての物語がクリスマスイブの出来事になっています。何も考えずに気楽に読んだのですが、もう感動しっぱなし。あっという間に一気読みした直後は、顔が涙でくちゃくちゃでした。

 

作家としてのデビュー作である『永遠の0』の次に執筆された作品とのこと。あまりに素敵なので簡単に紹介させていただきます。

 

『魔法の万年筆』

 

クリスマスイブにリストラに遭い、倒産しそうな会社を経営する弟に貯金のすべてを貸して一文無しになった女性。偶然通りかかったホームレスの男性が気の毒になり、すぐ近くのハンバーガーショップで食事を買って渡します。そのホームレスは自分の正体はサンタクロースだと名乗り、彼女に魔法の万年筆をくれます。このペンで願い事を書けば3つだけ叶うと男性は言います。そんな彼女に起きた奇跡の物語です。

 

『猫』

 

派遣社員の女性は、クリスマスイブが契約している会社の最終日でした。本当は正社員として働きたいと思うほど素晴らしい会社です。そしてその会社の若手経営者に恋心を持っています。その日は2人だけで残業することになりました。そして残業が終わった後、社長に食事を誘われます。ところが彼女は断りました。なぜなら一人暮らしのアパートで飼い猫が待っているからです。恋人がいない彼女は、その猫と二人でクリスマスイブを過ごす約束をしていました。そんな猫が起こす奇跡の物語です。

 

『ケーキ』

 

末期がんで入院している美容師の20歳の女性。クリスマスイブに急変して命のともし火が消えようとしています。一度も恋愛したことがなかった彼女は、主治医の男性に恋心を抱いていました。でも医師には恋人がいるらしいとの噂。この先生きることと、死んでもいいから医師が自分のことを好きになってくれのと、どちらがいいかを自分に問います。そして彼女はもし生きることができたら、誰であっても自分を愛してくれる人と暮らしたいと願います。そして奇跡が起きて、彼女は完全に回復します。

 

しかし右手が使えなくなったので、美容師を諦めます。そんなときに出会ったのが、自分を好きになってくれるケーキ職人の男性でした。彼女は彼と結婚して、自分もケーキ職人として働きます。そして子供をもうけ、孫にも恵まれた幸せな人生を過ごします。病気が奇跡的に完治してから50年あまりの人生でした。ところが幸せに満ちて最期を迎えたとき、予想もできない事実が明らかになります。そんな彼女の奇跡の物語です。

 

『タクシー』

 

鞄の製図工場で働く女性。友人と沖縄に行ったとき、テレビ局のディレクターという男性に出会います。自分たちは航空会社のCAだと偽って近づいたゆえの出会いでした。ところが東京に戻ってからもその男性が会いたいと行ってきます。とても誠実な人で、嘘をついていたことに彼女は悩みます。しかし今さら本当のことが言えず、ずるずると時が過ぎてしまいます。

 

結局彼女は手紙に本当のことを書き、もし許してくれるならクリスマスイブにある場所で待っている。そしてあなたが来なければ諦める、と書きました。でも彼は来ませんでした。失意の彼女は自業自得だと思い諦めます。そして5年後のクリスマスイブ。その男性が忘れられない彼女は、寂しく一人で酔いつぶれてタクシーに乗ります。そしてついつい、5年前の自分の失敗をタクシーの運転手に愚痴ってしまいます。ところがそんな彼女に奇跡が起きました。

 

『サンタクロース』

 

素敵な夫と4人の子供に恵まれた女性。でもそこまで至るには苦労の連続でした。母親を早く亡くし、父に育てられます。そんな父も彼女が20歳の時に亡くなり、彼女は絶望します。ところがそんな彼女を救ってくれた男性が現れました。そして恋愛して結婚の約束もしました。ところがその恋人は交通事故で亡くなってしまいます。

 

今度こそ完全に絶望した彼女は、自らの命を絶とうとします。ところが亡くなった恋人の子供を妊娠していることがわかりました。子供を道連れにすることに悩みますが、やはり死ぬことに取り憑かれています。そんなとき、ある教会に迷い込みました。そしてまるでサンタクロースそっくりの牧師が現れて、「あなたを待っていたと言います」

 

その牧師は80歳の老人ですが、彼の母親が不思議なことを亡くなる前に言いました。「お前が老人になった時のクリスマスイブに、助けを求める女性がやってくる。その人を助けてあげなさい」その言葉を信じた牧師は、毎年クリスマスイブになると、その女性が現れるのを待っていたそうです。

 

そして牧師のおかげで彼女は生きることを決意し、シングルマザーとして男の子を出産します。そしてその後に出会った夫と幸せな結婚をして、さらに子供をもうけるのです。ところがその牧師にお礼を言おうとして教会に向かいますが、その教会が存在していません。そんな牧師もいないということ。その牧師には星型の火傷の跡がありました。それを頼りにして探しますが、ちっとも見つかりません。

 

夫は初めて聞かれされた妻の告白に驚きます。そしてその牧師に心から感謝をしました。そんなとき、子供たちの叫び声が聞こえました。慌てて夫婦が駆け寄ると、末っ子の女の子がふざけてストーブをひっくり返してしまいました。そんな妹を助けてくれたのが、母親の連れ子だった長男です。長男は火傷をしただけで済みました。その火傷の跡を見た夫婦は驚きのあまり言葉が出ません。そんな奇跡の物語です。

 

少し長くなりましたが、あまりに素敵だったので思わず概略を書いてしまいました。まだ読まれたことのない方は、これらかの季節にぴったりな小説ですよ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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