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高羽そらさんインタビュー

夢と現実の世界は同じ?

今日は朝から雨の予報。それも北風を伴った冷たい雨とのことです。外出する日なので覚悟をしていましたが、意外にも曇り空。たまにポツポツと雨粒が落ちることもありましたが、ほとんど傘をさすことなく買い物をして帰ってくることができました。涼しいので往復歩いても汗をかくこともありません。さらにこんな素敵なニャンコにも会うことができました。

 

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残念がながら横を向いてしまったので、美しい瞳を撮影することができませんでした。でもとても愛想のいいニャンコで、こちらが呼びかけると可愛い声で答えてくれました。お土産を持っていなかったのが残念。過ごしやすい季節になってきたので、散歩をする時は猫たちへのお土産を持参しなくてはいけませんね。

 

さて、今日のブログは読者の方の質問にお答えしたいと思います。コメント欄ではなくブログの仕事依頼のリンクから質問していただいたので、ダイヤモンドブログさん経由となって、すぐにお答えすることができませんでした。返事が遅れたお詫びと言ってはなんですが、この記事で回答させていただきます。

 

通信欄ではフルネームを書いていただいていますが、プライバシーもあるかと思いますのでT・Hさんと紹介させていただきます。ご質問いただいたのは以下の内容です。

 

『夢と現実は実は同じものだという説があるのですが、そらさんはこれについてはどう思われますか?』

 

この現実世界の核心をついた、素敵な質問だと思います。ただし完璧に答えようと思うと、とてもこのブログでは足りません。このタイトルだけで本を1冊書けるような大きなテーマです(笑) かなり要点を絞った答えになりますが、わたしが言わんとするニュアンスを受け取っていただけたら幸いです。

 

結論から言いますと、同じだと考えています。それは数え切れないほどの明晰夢や体外離脱の世界を体験してきたゆえの、わたしの確信的な結論です。そのことについては最新刊の『永遠なる玉響』の下巻で、登場人物に発言させています。下巻が出版されたら、ぜひ読んでみてくださいね。

 

本の宣伝はさておいて(笑)、一般的な夢と同じように、この現実世界も『自我』というアイデンティティではなく、『真我』という本当の自分が見ている夢の世界だと思います。それゆえ、いつか夢から覚めます。それには2つのパターンがあります。

 

ひとつは明晰夢を見ているように、突然にこの世界が夢だと気づく場合です。この現象は意識の覚醒、あるいは悟りと呼ばれているものです。

 

もうひとつの目覚めは、肉体の『死』です。死を経験することによって、現実という夢の世界から目覚めます。ただし『自我」との結びつきが強すぎると、輪廻の世界に巻き込まれてしまうことになります。ほとんどの人はその状態だと思います。

 

では同じ世界なのに、夢と現実とはどこか違うのか? 明晰夢ではマンションの10階から飛び降りても、そのまま空を飛ぶことができます。ところが現実世界でそれをやってしまうと、大騒ぎになってしまいます。

 

両者の違いは物理的時間が介入しているかどうかだと考えています。『時間』というのは過去や未来のことを指します。夢の世界は時間を超越しています。リアルな現実を感じることができると同時に、時空を超えて一気に宇宙へ旅立つことも可能です。1日24時間という物理的時間が希薄で、心で感じる心理的時間が中心となっています。

 

でも現実世界は強固な物理的時間に支配されています。どれだけ必死で念を注いでも、SF映画のように物理的時間を止めたり、早く進めることは不可能です。せいぜい何かに集中していて、時間が短く感じることがある程度です。

 

ではなぜ、現実世界は物理的時間に支配されていると思いますか?

 

それは『時間』の正体を理解するとわかります。時間とは先ほども書きましたが過去と未来のことです。そしてその過去や未来でだけ活動できる存在があります。それは『自我』です。『私』というアイデンティティは過去の記憶の集積であり、それを未来に投影することができるだけです。『自我』というのは、時間が存在るす世界でしか活動できません。

 

つまりそこに秘密が隠されているのです。『自我』という実態のない架空の『私』を自分だと思い込むことで、その夢の世界が確固たる現実になります。それを夢だと見破ってしまえばゲームオーバーですから、そう簡単に『自我』との同一視が解除できないシステムになっています。現実世界をかけがえのないたったひとつの世界だと思い込むことによって、想像を絶する学びが期待できます。

 

そこには言葉で説明できない大いなる意志が働いているように感じます。だから私たちにとって現実世界は特別な夢の世界なのです。本当の意味で夢だと見破らない限り、そのゲームは終わりません。この世界は夢だから生きる意味などない、と思って自らの命を絶ったとしても、また同じテーマを学ぶために同様のシチュエーションを経験することになります。

 

現実世界も夢も同じ性質のものからできていますが、本来持っている役割が違います。わたしたちはこの現実世界の『時間』で過ごす『自我』と強烈に結びついているため、他の夢とは違った世界になっているのです。それだけに、この現実世界という夢から覚めることの意義が高いということですね。

 

かなり省略した説明になっていますが、雰囲気は理解していただけたでしょうか? 現実世界も夢であることは同じです。でもそれは大いなる意志によって準備された夢の世界だということです。だからこそ必死で、精一杯、最後まで諦めずにこの世界で生きることが大切です。何がなんでも生き切らなければいけません。そうすることによって、現実世界という夢から目覚めることができると、わたしは考えています。

 

T・Hさん、また質問がありましたら、ご遠慮なく訊いてくださいね。ブログのコメント欄に書き込んでいただけたら、そこで回答させていただきます。さてさて、読んでもらえたでしょうかね〜(笑)

 

最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

 

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『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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