仕事量の多さにぶったまげた
久しぶりに怒り心頭に達する出来事が、2日前に起きました。大したことではないのですけれどね(笑) でも正当な苦情を申し立てて、今日の午前中にそれに対する返答を待っていました。ところがあまりに誠意のない対応にがっかり。相手の出方次第では柔軟な対応をとるつもりでしたが、慇懃無礼な態度に我慢できなくなりました。
今日は立冬ですから、ずるずると気持ちを引きずるのは嫌です。ですからきっちりと法的なけじめをつけさせてもらいました。こういう時、法律というものの存在は有難いですね。ちょっと疲れましたが、気分はスッキリです。いい勉強になりました。
そんな重い気分を吹き飛ばすには音楽が最適です。先月にレディー・ガガの最新アルバムである『Joanne』を聴いてから、完全に彼女にハマってしまいました。最新作は十分に聞き込んだので、今は過去の作品を聴いています。アルバムは全部で6枚ですから、すべて制覇しようと思っています。
まずはソングライターとしての才能に感服しました。曲調がワンパターンではなく、あらゆるジャンルの音楽を取り入れています。そしてメロディが本当に素晴らしい。一度覚えてしまうと、その美しいメロディが頭から離れません。
さらに彼女の魅力は歌声です。曲によって声が七色に変化します。心を揺さぶるような優しい声でバラードを歌うかと思えば、パワーが炸裂したハードなヴォーカルも聴かせてくれます。まさか今ごろになって、レディー・ガガにハマるとは思いませんでした。当分は彼女のアルバムがヘビーローテションになりそうです。
さて、昨晩に読了した本です。
『天皇陛下の全仕事』山本雅人 著という本です。
先日、三笠宮殿下が亡くなりました。皇室を支える宮家は減る一方です。男系による継承が原則ですから、どう考えても先行きは暗い状況です。わたしの最新作である『永遠なる玉響』では、南北朝時代ですが天皇家を題材にしています。だからどうしても皇室の話題が気になります。
でも実際に今の天皇陛下が、どのような仕事をされているのか、わたしはほとんど知りません。ニュース等でその一部を知ることはありますが、もちろんそれがすべてだとは思っていません。そこでどうしてもその内容が知りたくて、この本を見つけました。
読み終えてびっくりです。とてもじゃないけれど、80歳を超えられた天皇陛下にとっては、無茶すぎる仕事量です。敗戦によって現人神から象徴になった天皇ですが、象徴なんて言葉が嫌味に思えるほどの仕事をこなされています。そしてそのどれもが、とても大切なものだと感じました。
例えば毎週火曜日と金曜日の午前中に、内閣が閣議を行います。そこで決められたことが午後には天皇陛下に上奏されることになり、すべてに目を通されて署名されます。この執務はほぼ1年中途絶えることがありません。地方に出かけておられても、御用邸で静養されていても、閣議の決定事項が届けられて執務に時間を割かなけれいけません。
著者は宮内庁の記者室に通っていた記者ですから、自分の経験と、関係各所の資料を集めることで、天皇陛下の全仕事を明らかにされています。このブログで詳細を書いても仕方ないので割愛しますが、興味のある方はぜひ読んでみてください。はっきり言ってブラック企業並の仕事量です。
天皇陛下による生前退位の意思表明がようやく取り上げられ、政府は法律の改正を含めて検討に入っています。この本を読んで、早急に決定するべきことだと感じました。皇太子殿下も公務はかなりの量になりますが、まだまだ若いです。天皇陛下がお元気なうちに、学ぶべきこともあるはずです。
これからも日本の象徴として皇室を存続させていくのなら、若い世代に早く繋いでいくシステムを確立するべきだと思いました。いっそ天皇制なんか廃止してしまえばいい、という声もあるでしょう。でもわたしはこの本を読んで、天皇陛下というのは今の日本には必要な存在だと感じました。少しでも早く、新しい体制の皇室に生まれ変わることを願っています。
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