謎解きはやっぱり楽しい
今日は冷えました。神戸の最低気温は6.6度。この秋になってもっとも冷たい朝でした。おまけに今日は週に1度の36時間断食をしていますので、寒さが身体にしみます。身体を冷やさないようにして、せっせと新しい長編を書いていました。
それにしても今朝になって株価が急上昇したのに大笑い。株式投資はやっていませんが、素人でも昨日の暴落は「買い」のチャンスだと思っていました。ショックが大きいでしょうが、大統領選挙はテロとは違います。正当な結果ですから、すぐに元に戻るだろうと思っていました。儲けた人はラッキーですね。
でも明るいニュースだけでなく、アメリカのカリフォルニアやニューヨークで起きているデモや暴動にはウンザリしています。アメリカのような先進国でも選挙結果によっては暴動が起きるわけですから、いつまでも地球上から内戦が失くならないのが理解できます。困ったものです。
困ったといえばわたしの読書。昨日図書館で予約した本を借りてきたのですが、ショックなことに下巻でした。通常は上下巻が1冊分のタイトルで表示され、別々に予約できるようになっています。ところがその本は、上巻と下巻が別々の本のように表示されていました。だから上下に分かれているとは思わなくて、たまたま予約したのが下巻だったという顛末です。
上巻だったら問題なかったのですが、昨晩と今夜は紙の本を読めない状態です。ちょっとショック。仕方ないので電子書籍を読んでいます。今夜もそうしてデジタル文字を読んで過ごそうと思っています。とりあえず明日には図書館に行かなくては。
さて、先日に観た映画です。
『ブラッッド・ワーク』という2002年に公開されたアメリカ映画です。クリント・イーストウッドが主演と監督をしています。
初めて観た映画でしたが、めちゃめちゃ面白かったです。ここのところクリント・イーストウッドの監督作品を観ることが多いですね。以前は監督としての彼の作品は、あまり好きではありませんでした。でも最近はその見解が大きく変化しています。ようやく魅力がわかってきたのかもしれません。
クリント・イーストウッド演じるマッケーレブは、FBIの有能なプロファイラーでした。ある連続殺人鬼を追っていましたが、もう少しで逮捕できそうな時に心臓病で倒れます。そのまま引退して2年後、心臓の移植手術に成功してボートハウスで暮らしています。
しかしある女性が接触してきて、自分の妹を殺した犯人を見つけて欲しいと依頼してきます。警察が頼りなく、FBI時代の噂を聞いた依頼者が自宅までやってきたのです。そしてその殺された妹は、マッケーレブに心臓を提供した女性でした。
心臓を提供された恩を感じた彼は、捜査に協力します。そこからとても巧妙に仕組まれた事件の謎解きが始まります。それがめちゃめちゃ楽しいのです。小さな証拠を見つけ、以前に振られた伏線が生きてきます。一緒に捜査している気分でした。
そしてタイトルにあるように血液型が事件の謎を解く鍵になります。マッケーレブは200人に1人しかいない血液型で、殺された女性も、そしてもう一人の男性の被害者も同じ血液型でした。そのうち女性だけが脳死状態となり、主人公が心臓移植を受けることができました。マッケーレブの心臓移植を、影で仕組んだ人物が存在したのです。
そこに絡んでくるのが、2年前にマッケーレブが追っていた連続殺人鬼です。映画を見ていて、わたしは前半で犯人がわかってしまいました。先日のブログでも触れましたが、これはキャストのミスです。『スピード』という映画でキアヌ・リーブスの相棒役をやったジェフ・ダニエルズが出演していたからです。有名な俳優さんを使うと、どうしても手の内が見えてしまいますね。それでも最後まで楽しめた、ハッピーエンドの映画でした。
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