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高羽そらさんインタビュー

スタア誕生

昨日と比べて最低気温も最高気温も、6度くらい下がった神戸です。夜にはかなり強い季節風が吹いていましたが、朝になると収まっていました。でも空気は冷たくて、冬型の気圧配置なのがよくわかります。

 

寒いけれど青空が広がっているので、とても気持ちのいい天気でした。昨日京都まで行っていた分、今日は仕事もたっぷりしました。でも紅葉が綺麗になってきたので、また外出するかもしれません。今年の秋は、今年だけしか楽しめませんからね。

 

そういえば今月の下旬で、京都から神戸に引っ越してきて満8年になります。新築だったマンションも、大規模修繕の計画が理事会で真剣に議論されているようです。時が経つのは本当に早いものです。

 

猫のミューナは10歳と5ヶ月ですが、そのうち8年を神戸で過ごしていることになります。きっと京都で暮らしていた時代なんて、すっかり忘れているでしょう。神戸で生まれて神戸で育った、生粋の神戸っ子だと思っているはずです。まぁ過去のことを思い返しているのは、人間だけかもしれませんね。

 

さて、今日の午後に観た映画です。

 

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『スタア誕生』という1954年のアメリカ映画です。先日に観た『めまい』と同じく、わたしが生まれる前の映画です。

 

この映画は最初は1937年に作られていて、これは二度めのリメイクです。1976年に3度めのリメイクをされた『スター誕生』はバーブラ・ストライサントの主演です。1937年の作品はさすがに観ていませんが、1976年の作品はすでに観ています。

 

そこそこ面白かったのですが、あまり魅力的な映画ではありませんでした。映画俳優の世界を、1976年の作品は音楽業界に変更しています。ですから本来のハリウッドスターの物語として、この2度めのリメイクを観ることにしました。

 

想像していた以上に、とっても素敵な映画でした。このストーリーだったら文句なしに大好きです。やはり中途半端に物語の構成を変えないほうがいいのかもしれませんね。主演のエスターを演じたジュディ・ガーランドと夫役のノーマンを演じたジェームズ・メイソンは、共に素晴らしい演技でした。二人はこの作品でゴールデングラブ賞の主演女優賞と主演男優賞を受賞していますし、アカデミー賞の主演女優賞と主演男優賞もノミネートされています。それらが納得できる演技でした。

 

売れない楽団の歌手をしていたエスターは、有名俳優のノーマンと出会います。エスターの才能を見抜いたノーマンは、スターとしてのコネを利用してエスターにチャンスを与えます。そのチャンスを生かしたエスターは、やがてオスカーを受賞するまで成功します。そして二人は夫婦になります。

 

ところがノーマンはアルコール依存症でした。それが原因でトラブルばかりを起こし、俳優としての道を閉ざされてしまいます。ノーマンが見出した妻がスターになるに連れて、自分はどんどん落ち目になっていきます。ますます酒に溺れ、どうしようもない状態に陥ってしまうのです。

 

しかし夫を愛しているエスターは、自分のキャリアを捨ててでも夫を支えることを決心します。そのことを知ったノーマンは、このままでは妻のキャリアを奪うことになってしまう。さらに自分の過去の経歴にも傷がついてしまう。そこで事故を装って水死してしまいます。エスターは絶望しますが、自分の才能に賭けてくれた夫への想いと、彼の俳優としてのプライドを守るため、再び女優としての道を進むことを決意するという物語です。

 

とても素敵な映画で感動したのですが、同時に主演しているジュディ・ガーランドの人生を重ねて観てしまいました。夫のノーマンの人生は、まるでジュディの人生そのものだったからです。『オズの魔法使い』でブレイクした彼女ですが、その後は薬物依存症で苦しみます。性的にも奔放だったせいか、数々のトラブルを起こしてきました。

 

この映画でも本当はオスカーを受賞できたはずです。ところが撮影中に遅刻するわ、突然来なくなるわで、配給会社の反感を買うことになります。オスカーの受賞を逃した時、それは映画会社の復讐とまで言われたそうです。そんなハリウッドでの生活に心身を病み、47歳という若さで自殺してしまいます。この映画の夫役である、ノーマンと同じような人生でした。

 

娘のライザ・ミネリは「母はハリウッドに殺された」と言って、葬儀をハリウッドではなくニューヨークで行ったそうです。この映画を観ていて、男女の違いはありますが、ジュディ・ガーランドという薄幸な女優さんの人生を感じてしまいました。

 

ところでジュディの歌唱力は抜群です。その歌に聞き惚れながら、声質や歌い方が誰かに似ているなぁと思っていました。じっくり思い返してみると、わたしが最近ハマっているレディー・ガガの声にそっくりなのです。ジュディのパワフルで美しい歌声は、まさにレディー・ガガと瓜二つでした。

 

同じことを考えてる人がいないか、ネットで二人の名前を検索してみました。すると偶然にも驚くことを発見したのです〜〜〜!

 

今年の8月に『スタア誕生』の4度目のリメイクが行われることが発表されていました。驚いたことにエスター役に決定したのがレディー・ガガだったのです。もうマジでビックリです。声が似ていると思っただけでなく、まさにそのエスターの役をレディー・ガガがやるなんて。いつ公開されるのかわかりませんが、これは必ず映画館に行きます。今からとっても楽しみで〜〜す!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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