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高羽そらさんインタビュー

商社マンのタイムスリップ

昨日の本降りの雨はやみましたが、今日も雲の多い1日でした。気圧配置が冬型なので、かなり冷えますね。家に引きこもりで仕事をしていましたが、たまに運動がしたくなるほど冷え込んでいました。

 

唐突ですが、夜眠る前に音楽を聴くことが多いわたしは、最近はあるルールを決めて音楽を聴いています。そのルールを決めたのは、あまり眠れないときでした。眠れないときって、寝ようと思えば思うほど眠れなくなりませんか? 明日は早いから絶対寝なくてはと意識すると、かえって目が冴えてきます。

 

ところが不思議なもので、寝てはいけないと言われると眠くなってきます。眠っていはいけない状況になればなるほど、眠くて仕方ありません。そんな状態を作るために決めたルールです。

 

あるアルバムを聴いているとします。最近のアルバムはヴォーナストラック等があるので、通して聴くと1時間くらいになります。そのすべての曲を、必ず目を閉じて全曲聴く、というルールです。もしうっかりうたた寝して聴き逃す曲があれば、そこまで戻って再度聴き直しです。例えば聴き始めて30分で意識をなくしていたら、1時間で聴き終わるアルバムが、1時間半かかることになります。

 

わたしは単純なので、そんなルールを作るとマジになってしまいます。眠っていいけない、眠ってはいけない、と無意識に自分に言い聞かせるようになります。そうすると先ほども書いたように眠くなってきます。布団に入る前は目が冴えてヤバい雰囲気でも、そのルールで音楽を聴き始めると効果抜群です。

 

ただしうっかり聞き逃した曲があるときは、本当に戻らないとダメですよ。その面倒なことを経験することで、さらに眠ってはいけないという気持ちが強くなります。眠れないと思う日が多い方は、一度試してみてください。でもわたしだけにしか効かない方法かもしれませんけれどね〜〜!

 

さて、昨晩に読了した本です。

 

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『優しい会社』神田昌典 監修  安達元一 原案 という本です。

 

これは小説なのですが、実在のモデルを想定して書かれたものです。その個人を示す特定のエピソードが出るわけではありませんが、複数の人物がイメージとして想定されています。ソニーの井深大さん、本田の本田宗一郎さん、ダイエーの中内功さん、コピーライターの糸井重里さん、ソフトバンクの孫正義さん、楽天の三木谷浩史さん等です。

 

主人公は架空の会社である花菱商事で課長を務める42歳の秋元。独善的な社長、能力のない上司、そしてやる気のない部下に挟まれて悩んでいます。さらに妻と19歳の娘との三人家族ですが、家庭もうまくいっていません。そんな商社マンがタイムスリップする物語です。

 

秋元がタイムスリップするのは戦後の日本が歩んできた過去と、これから先の未来です。1サイクルを70年として、17〜18年単位で社会情勢が春夏秋冬のように一定のパターンを繰り返すという仮説に基づいています。

 

冬の時代である1945年〜1962年(戦後の復興)

 

春の時代である1963年〜1979年(高度経済成長)

 

夏の時代である1980年〜1997年(バブル時代)

 

秋の時代である1998年〜2015年(失われた20年)

 

このすべての時代に秋元がタイムスリップするという物語です。それぞれの時代に活躍するのが、42歳くらいの年齢であることを想定しています。ですから秋元は高度経済成長を42歳で過ごした社長、バブル時代を42歳で過ごした上司の部長と遭遇します。そして秋元が過ごしている2011年はその名前が象徴しているとおり「秋の時代」です。だから秋元は42歳です。

 

ということは秋元の部下は、未来で42歳を迎えることになります。それが次の70年のサイクルの始まりである「冬の時代」です。だから未来へタイムスリップして、42歳になった部下の姿も見ることになります。その時代に人間になりきることで、それぞれの時代を理解するという物語です。物語で使用されている時代の精神が、最初に紹介した著名人をイメージしたものになっています。

 

ある女性を介してタイムスリップするのですが、SF小説としてはツッコミどころがたくさんあります。でもそんなことはこの物語にとってはどうでもいいことです。大切なのは、その時代の人たちがどのような思いで生きていたかということです。そして未来はどうあるべきか、ということが問われています。

 

とても面白い、そして勉強になる本でした。さらに心がとっても温かくなります。どんな時代の人たちも、必死で生きてきたことがわかります。そして『今』を生きるわたしたちも、同様に必死で生きたいと感じさせてもらえる内容です。とても楽しくて読みやすいので、かなりオススメの本ですよ〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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