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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.96

わたしは20代から経理・財務の仕事をしていましたので、経営指標に関心があります。特に税理士事務所に勤めている時は、コンピュータが試算表と同時にそうした経営指標を計算してくれるので、それらを利用して今後の経営計画のお手伝いをさせてもらっていました。

 

でもそんな小難しい経営指標を用いなくても、小学生レベルの割り算で多くの情報を得ることができます。そのことをコンビニを例にしてわかりやすく書かれた記事を読みました。

 

セブンとファミマの簡単には詰まらない「差」 経営分析の一歩は誰でも割り算で踏み出せる

 

わたしはコンビニをほとんど利用しません。18歳のころにはローソンでアルバイトをしていましたけれどね。たまに気が向いた時にセブンイレブン(以下セブン)のコーヒーを飲む程度です。それは安くてマジに美味しいからです。ファミリーマート(以下ファミマ)やローソンのコーヒーは飲んだことがないので、その違いはわかりません。でもセブンと他のコンビニとでは、埋めることのできない『差』があるようです。

 

業界3位だったファミマがサークルKサンクスと経営統合したことで、店舗数では一気に2位へと躍り出ました。1位のセブンと3位に落ちたローソンを交えた三つ巴の争いとなっています。店舗数ではローソンを抜いてセブンに肉迫しているファミマですが、店舗1日あたりの売り上げを示す「平均日販」では差をつけられています。

 

日本国内におけるセブンの平均日販は約65万円。ファミマは約51万円で、ローソンは約54万円ですから、実質的にはファミマはまだ3位ということになります。ここで簡単な割り算の登場です。

 

セブンとファミマの平均日販の差は14万円です。それを営業時間の24時間で割ると、1時間あたりの売り上げの差は5833円です。この差を1人あたりの売り上げで比較することもできます。

 

各コンビニの正式な来客数は公表されていませんが、この記事ではある統計を利用しています。それによると2015年の年間のコンビニの来客数は延べにして167億3089万人です。ここから1店舗あたりの数を割り出すと約31万2000人になります。

 

さらに1日あたり、そして1時間あたりと割り算を重ねることで、平均して全国のコンビニでは1時間あたりに約36人が来店していることになります。面白いですね。ここまで来ると頭にコンビニの様子が浮かんできます。その数字で先ほどの5833円を割ってみると、セブンとファミマの差は1人あたり162円という数字になります。

 

つまりセブンとファミマの埋めることのできない『差』というものが、飲み物1本、あるいはスイーツ1個を余分に買わせているかどうかという計算結果です。専門的な経営指標ではありませんが、セブンとファミマの違いが明確になりますね。ほんのちょっとし『差』の積み重ねが、大きな違いを生み出していることがわかります。

 

でもこれはあくまでも数字上のものです。参考にはなりますが、その本質を示しているわけではありません。なぜなら162円という差の出る理由が明確になっていないからです。それは利用者の声に耳を傾けるしかないのでしょう。わたしはほとんどコンビニを利用しませんが、頻繁に利用する人の声を聞いてみるとセブンとファミマの差が歴然としています。

 

もしセブンとファミマが隣り合わせであるとすると、セブンに入るという声が多いそうです。それは商品力に差がありすぎるとのこと。新製品のコーヒーやドーナツが記事になるほど、セブンは常に新しい商品を開発しています。消費者のニーズを的確にとらえた商品を提供することで、1人あたり162円の差を生み出しているのかもしれませんね。簡単な割り算を使うことで、そうした違いがリアルに見えてくるというユニークな記事でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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