SOLA TODAY Vol.99
ネット上は様々な記事であふれていますが、どうでもいいような内容が多いのは確かですね。でもなかにはこれは読んでよかった、と思える記事があります。今日紹介する記事は、文句なくそう言える内容です。ざっと概略を紹介しますが、ぜひリンク先の記事を読んでみてください。
藤原和博氏「稼ぎたければレアカードになれ」年収1,000万〜1億円を目指す人生戦略
教育改革実践家の藤原和博氏の講演をまとめたものです。その前半なのですが、まさに目から鱗というような内容でした。タイトルは流行りのセミナーでありがちなものですが、記事を読めばその的確な指摘が理解できると思います。
皆さんは自分の時給を計算したことがありますか? パートで働いている人なら、すぐに答えられますね。でも月給や年収をすぐに答えることができても、時給換算しようと思うと、残業時間を含めて全ての労働時間を考慮しなければいけません。
その時給をずらっと並べてみると仮定しますと、その範囲の大きさに驚きます。最近では時給の下限は800円くらいですね。ではそこそこの会社の課長や部長クラスでは、どれだけの時給になるのか? せいぜい3,000〜5,000円くらいのものです。年収400万円の人が2,000時間働いていたら、時給は2.000円になります。
ところが上には上がいます。弁護士は現在では余っている仕事なので食べていけない状況ですが、それでも人気のある弁護士なら時給は30,000円くらいになるそうです。医師でも稼ぐ人ならそれくらいです。
ところが世界でも名前の知られた会社のコンサルタントになりますと、時給にして80,000円ほどになります。凄いですね。簡単に比較することはできないかもしれませんが、とりあえず時給というのは800円〜80,000円くらいの幅があるということです。では、どうすれば800円が80,000円になるのか?
それは「希少性」だと藤原さんは言っています。例えば時給800円の仕事というのは、日本においては日本語が話せれば誰でもできます。最近のコンビニの店員さんは、外国人の方が多いですね。つまり誰でもできる仕事だから、時給が低いのです。それは当たり前ですね。
だったら時給を上げようと思えば、誰もできないことをやっていくしかない。そうなるとそれなりに時間が必要です。藤原さんはどんな仕事であっても、1万時間をかけると100人に1人というレベルに到達できると述べられています。個人差はあっても、とりあえず1万時間かけてその仕事に真剣に取り組めば、そこまでいけます。
でもその先が難しい。先ほどのような万円単位の時給を稼ぐ「希少性』を手に入れるためには、100人に1人では無理です。例えばテレビ番組でレギュラーを獲るくらいのタレントさんですと、1万人に1人というレベルが必要です。さらにいくつもレギュラーを抱えてギャラも高いタレントになるには、100万人に1人や1千万人に1人というレベルまで到達する必要があります。
気が遠くなりますね。そこで藤原さんは言われます。100人に1人になるのに1万時間かかります。でも同じ分野で1万時間をかけても、それを百倍にするのは無理です。だけどまったく違う分野で1万時間をかけたとしましょう。
縦ではなく、横に展開するのです!
そうすると、「100分の1×100分の1」で1万人に1人になれるという理屈です! さらに3分野に通じれば100万人に1人となることが可能です。とてもわかりやすい考え方だと思います。
記事での例を紹介しますと、お笑いの世界で1万時間頑張って100人に1人になった人がいたとします。その人が美容師になったり、ツアコンになって旅行業界に進出したとしたら、1万人の1人のお笑い美容師や、お笑いツアコンになるということです。明らかに稼げそうですね。
20代の人にはとても参考になる記事だと思います。さらにわたしのような年代でも決して意味のない話ではありません。今まで生きてきたのなら、それなりにやってきたことがあるはずです。その技能に新しい掛け算をしていけばいいのです。そうすることで1万人や100万人に1人というレベルに到達できるかもしれません。とても勇気が出る記事でした。
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