SOLA TODAY Vol.104
海外で話題になっていたAmazonの「Dash Button」が、ついに昨日から日本でもスタートしました。ネットの記事で噂は目にしていましたが、実際に商品を見てびっくり！ これは使いたくなる人が多いだろうと思います。Amazonから写真を拝借しました。
さっそくこのボタンを解説する記事もアップされています。
アマゾン、ボタンを押すだけで日用品が届く「Dash Button」を日本でも発売
例えば洗濯洗剤にアリエールを使っている人なら、洗濯機にこのボタンを取り付けます。「あぁ、洗剤が無くなってきたな」と思ったら、このボタンを押すだけ。早ければAmazonから翌日に洗剤が届きます。
日用品を扱っている会社はこぞって参加しているようで、そのラインナップに驚きます。
洗濯洗剤関連では、アタックやレノア等豊富な品揃えです。シャンプー関連ではパンテーンやラックスもあります。台所洗剤のジョイやキュキュットも。さらにネスカフェのコーヒーやエビアンの水、キャットフードのシーバまでありました。Amazonのサイトを見ているだけで楽しくなりますし、おそらく大勢の人が日常的に使っているものばかりです。
家庭にWi-Fi環境があればスマホやパソコンを通じてボタンを登録するだけです。ボタンの値段は商品ごとに500円ですが、最初の注文は500円引きになるので実質は無料です。わざわざスマホやパソコンを起動する必要がなく、商品が足りなくなったらボタンを押すだけです。
これはドラッグストアやスーパー等にとっては脅威ですね。ボタン一つで発注するので値段の比較はできませんが、Amazonの商品は決して高くありません。相対的に安売りの値段とそれほど差はないと思います。
年間で3900円の会費を払うAmazonプライム会員限定のサービスなので、これを機会に入会する人がぐっと増えるでしょう。だってこのボタンだけでなく、映画やドラマは見放題だし、音楽も聴き放題。Kindleの本は月に１冊は無料で読めますし、会員限定の割引もあります。Kindleの端末なんか半額で売っていましたものね。
商売上手だというしかありませんが、商品を宅配する運送業者は大変です。確かプライム会員は送料無料だったはずなので、洗剤一個でも届けなくてはいけません。ただでさえ再配達問題で苦労されているのに、小さな箱を抱えて右往左往することになるかもしれません。
Amazonにとっては売上だけでなく、貴重なデータを手にすることができます。一般家庭でどのような商品が、どのような頻度で使用されているかを知ることができますね。それをビックデータとして企業に提供したり、自社の商品開発に利用できますから、その効果は計り知れないと思います。
いずれIOTが進化するでしょうから、商品自体にこのような機能が標準装備されるようになるでしょう。例えば洗濯機自体がWi-Fiに接続できるようになっていて、そこに登録した洗剤や柔軟剤をボタン一つで注文できるようになるはずです。でも当面は、このような後付けボタンが売れるだろうと思います。
恐るべしAmazon〜〜！
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