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高羽そらさんインタビュー

言の葉の庭

あっという間に終わりそうな、2017年の3ヶ日です。比較的温かくて穏やかな天気が続いていたので、きっと初詣はどこも人手が多かったことだと思います。我が家は適当なので、気が向いたら初詣に行くと思います。

 

今日のお昼で、正月用に買っていた食材をほぼ胃の中に収めました。普段は我が家にアルコールはありませんが、正月だけはお酒が置かれます。でもそれも3日かけて飲み切りました。今年はいい買い物ができたので、例年以上に正月料理を楽しむことができました。

 

お昼にはお酒を飲むつもりでしたので、午前中のブログをアップしてからせっせと仕事を済ませました。これで年明け3ヶ日もきちんと仕事ができたので、今年の夏至までは毎日仕事を続けられそうです。公約ですから、なんとしてもやり遂げなくては。

 

正月料理を食べながら、昨日と今日は箱根駅伝を見ていました。青学が圧倒的な差で3連覇でした。すごいですね。一人当たり20㎞を走るわけですから、なんともすごい競技です。身体に悪そう(笑)

 

気の毒なのは繰り上げスタートです。必死で走っているのに、タスキを渡す相手がいないほど辛いことはないでしょう。中継地点にたどり着いて苦しそうにあえぎ、悔し涙を流している選手を見ていたらもらい泣きしてしまいました。ルールですから仕方ないとはいえ、毎年見ていて胸が痛くなります。

 

さて年明けしても変わらず、仕事だけでなくインプットにも精を出しています。本は村上春樹さんのかなり長い長編小説を読んでいます。映画は年明けに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の3部作を一気に観たのが今年の最初の映画になるかな?

 

でもじっくりと腰をすえて観た今年最初の映画は、アニメ作品です。

 

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『言の葉の庭』という2013年に公開されたアニメ映画です。新海誠監督の作品ですが、これでほぼ彼の作品を制覇しました。残すところは『君の名は。』だけですので、それはかなり後になりそうです。

 

今まで過去に見た新海誠監督の作品で、最も気に入っていたのは『星を追う子ども』でした。ところがこれを見終わって迷っています。この作品はSFではなく、高校生の恋心を描いた作品です。時間も50分足らずの短いものです。ところがウルウルと涙を流してしまったし、見終わっても強く心に残っています。

 

靴職人になることを目指しているタカオは、雨の日の朝に高校をサボることが日課です。新宿御苑に行って、降りしきる雨の中、屋根があるベンチで靴のデザインをスケッチします。

 

ある日缶ビール片手に一人で座っている女性に出会います。やがて二人は親しくなり、互いが持ってきた弁当を交換するようになります。女性は味覚障害を持っているそうで、あまり料理が上手くありません。でもタカオと親しくするうち、その症状が回復していきます。

 

恋心を抱いたタカオは、その女性の靴を作りたいと思います。そしてサイズを計らせてもらいます。その女性の素足に触れて型を取るタカオの様子は、少しエロチックな雰囲気が漂って素敵なシーンでした。まだ少年の雰囲気をかもし出しつつ、大人の男と女のふれあいを感じさせます。

 

でも梅雨が明けてしまうと、晴天が続きます。タカオは学校をサボる口実がなく、夏休みに入ると専門学校の資金を貯めるためにバイトに明け暮れています。その女性と会えない日々が続きました。年上であることはわかるけれど、名前さえ知らない公園で会うだけの女性ですから、どうしようもありません。

 

ところがある日、学校でその女性に出会います。実は同じ高校の古典教師でした。生徒の嫌がらせによって心を病み、ずっと学校に来ることができないユキノという名の教師だったのです。学校を退職する手続きで訪れた時、タカオと鉢合せをしてしまいました。

 

生徒と教師。これだけでこの恋が実を結ばないことが想像できます。ましてやユキノは実家にある四国に戻ります。物語としてはハッピーエンドではないのですが、二人がいつかは結ばれるであろうという予感を覚えさせます。

 

その予感をもたらすのは『靴』です。自分の未来に悲観していたユキノは、自分の足で人生を歩いていくことを模索する日々でした。その時に出会ったのがタカオで、彼は自分のために靴を作ろうとしてくれています。その『靴』こそが二人をつなぎ、ユキノが自分の足で歩く未来へと導いてくれる象徴になっているような気がするからです。わたしの希望的観測が入っていますけれどね(笑)

 

何より美しいのが雨のシーンでした。もしかしたら、映像のほとんどは雨のシーンだったかもしれません。新海誠監督といえば空のイメージが強いですが、この映画の雨の映像は、言葉を超越した素晴らしい輝きを常に放っていました。本当に素敵な作品でした。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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