キャラを意識した生き方
昨日は雨がよく降りましたが、3連休の最終日はなんとか晴れましたね。いよいよ明日からは小学校も普通に始まるのかな。
年が明けて日常生活がスタートしていますが、いつもとちがってわたしの心をザワザワさせてくれているのが、ジェフ・ベックです!
今月の1月25日の横浜公演を皮切りに、9会場で10回のライブが行われます。わたしが参加するのは2月2日の大阪公演です。いよいよ1ヶ月を切りましたので、嬉しくて落ち着きません。
これで4度目のジェフ・ベックのライブ参加ですが、前回は2年前の4月でした。年齢から考えてそれが最後かなぁと思っていましたが、なんと昨年はニューアルバムをリリースして、そのアルバムを引っさげて世界中を公演しています。
それもヴォーカルとギターの20代の女性を引き連れてですよ(笑) まるで祖父と孫の年齢差ですが、そんなことまったく感じさせません。アメリカでのライブの映像を見ましたが、ベースギターも黒人の女性です。今回のアルバムに参加したロージーは、とても素晴らしいヴォーカリストなのでめちゃ楽しみです。
もうすぐジェフたちに会えると思うとワクワク。あまりいい席は取れませんでしたが、それは仕方ないですね。でも生の演奏を聴けるだけでも幸せです。久しぶりにジェフのギタープレイを堪能してくるつもりです。
さて、昨晩に読了した本です。
『人を惹きつける技術 カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方』小池一夫 著という本です。
タイトルを読めばすぐわかるように、漫画の原作者として有名な小池さんの「キャラ」講座です。漫画家をターゲットにして書かれている本ですが、小説を書く者としても学ぶことの多い宝物のような本です。
昨日読み終えて、今日の午前中はチェックするべきところをパソコンに書き写していました。でもこの本はそういった創作者だけではなく、一般の会社勤めをしている方にも参考になる本です。それはキャラクターというものの、本質が書かれているからです。
例えば営業の仕事をされている方でも、顧客を一つのキャラクターとして捉えることで、商談を成功させる要因にすることができます。普段からキャラを意識して生きることで、人生における人間関係すべてに応用できるコツが書かれています。オススメですよ。
小池さんの代表作といえば『子連れ狼』です。この本を読んで知りましたが、あの「ちゃん!」と父親の拝一刀に呼びかけける大五郎のモデルは、小池さんが子供の頃から大切にしていた人形だったそうです。
あまりに好きすぎて、いつも話しかけていたとのこと。それでいつかこの人形をキャラにした物語を作ろうと考えておられました。それが大五郎という子供だったのです。
もう一つ心に残っているのは、プロの漫画家として成功された人の話です。小池さんは個人の創作塾を主宰されていて、今でも後進の指導にあたっておられます。いつも講座を始める時に、漫画家志望の人に課題を出されます。
『3つのキャラを1年を通して、毎日描きなさい』という課題です。最初にそれを伝えて、その後は何も言われません。
1年後にそれを続けている人は、かなり少数だそうです。年間を通して1000近いキャラを描き続けることになります。それをそのまま実行できた人は、全員がプロの漫画家として売れているそうです。代表的な漫画家としては、『うる星やつら』を書いた高橋留美子さんです。
1年のあいだに苦労したスケッチブックを見ると、その絵画力の進歩に驚くそうです。さらにキャラの表現方法も上達していて、その時点で他の受講者と圧倒的な差が付いています。毎日コツコツと続けていくことが、どれだけ大きな財産になるかを痛感させられました。
昨年の冬至に、今年の夏至までは1日も休まず仕事をすることを宣言しました。もちろん継続中です。でもこの本を読んで、その期間を今年の冬至まで伸ばすことにしました。そしてそれを達成して、さらに伸ばしていきたいと思っています!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。